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「真琴、大丈夫か？
ケガしてへん？」
肘から血が出てる。
「大ちゃん・・・
なんでそんな事言うん？」
「へ？」
「なんで最初の言葉がそれなん？
普通はデータ消去しろやないん？」
「そら、消去してもらわな困るけど。
けどその前に、お前、ケガしてるやん」
「・・・こんなん大したことない」
「消毒した方がええで。
痕残ったらあかんし」
「うん・・・」
真琴が俯いた時。
「成瀬、どうしたんや？
大丈夫か？」
背中に桐山先生の声が聞こえた。
「ケガしてもうて」
「うち近くやから、
消毒したるわ。
男の一人暮らしに、
女の子一人は流石にあかんし、
しげもおいで」
言われて、成り行きで俺もついてく事に。
桐山先生の下宿先は、
ちっちゃな空き家。
お正月に、ともも遊びに来た言うてたよな。
肘の手当てが終わって、
出してくれた、ほうじ茶飲んでたら。
「二人、なんか揉めてたやろ？
そのデジカメが原因なん？」
ズバッと聞かれた。
「せんせぇ、見てたん？
いつから？」
「まあな。
しげが成瀬を追っかけて、
神山んちから飛び出してくるとこからな」
「・・・その前は？
見てた？」
「その前？なんかあるんか？」
「何も、ないけど」
声が震えてくる。
俺らの関係が、
学校や、村の人らにバレたらどうなるんやろう。
今、知ってんのは、
真琴と、うちの家族とともの家族だけ。
「・・・大ちゃんが悪いねん。
約束破って、
いつまでも神山くんと別れへんから」
真琴が口にしてもうた。
「なあ、神山の自転車に釘刺したん、成瀬か？」
桐山先生、さっきの真琴の言葉聞いてたはずやのに・・・
それには触れずに、そう聞いた。
「やって。
ムカつくねんもん。
あの転校生。
よそもんのくせに。
おまけに男子のくせに」
「そんでも、そんな事したらあかんやろ？」
注意する桐山先生の声は優しいて。
真琴、ぽろぽろ泣き出した。
「ごめんなさい・・・」
「データ、消去しよか。
何が写ってんのかは、
先生は分からへんけど。
こんな事してええわけないやんか？」
真琴、泣きながら、
デジカメのデータを消してくれた。
「真琴、ありがとうな」
お礼言うたら、涙目で睨まれた。
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りっつ(プロフ) - 赤くんへ！私は緑大好き人間ですが、視点は赤くん側ですねー、だって緑ちゃん可愛いんだもん！好きになってしまうよなぁ (2021年1月31日 9時) (
レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 私だったら姉でも妹でも全力で歓迎するのになあ、、（おい腐女子め） (2021年1月30日 22時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 神ちゃんの冷酷な顔が目に浮かぶ、、怖い、、好き、、 (2021年1月30日 11時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - うーん、なんというか、可愛く居ろうとは一切してないのにむしろ男らしく居ろうとしてるタイプなのに、どーしても可愛いくてそれを拾ってしまうファンや赤くんみたいな犠牲者続出という不思議なんですよ、やはり上手く語れんとにかくきゅんきゅんじゃ！失礼しました (2021年1月30日 6時) (レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - 度々しつれいします。緑ちゃんて我々に見せる姿はぶりっ子と違うのににじみ出る可愛らしさが拭えないって感じするのですよね、その悶絶キャラが遺憾無く反映されてる様にキュンキュンしています！傑作にも程があると思います！大好き！ (2021年1月30日 6時) (レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年1月24日 19時
