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そう言うて、
先に今にも壊れてまいそうな、
朽ちかけの小屋を後にした。
家に帰ったら、
お母さんはまた、泣いてた。
「とも。おかえり。
遅かったね」
涙拭って元気なふりして見せるけど、
慣れへん田舎暮らしで、
余計なストレス感じてる上に、
俺まで心配かけてもうてる。
「放課後ちょっと勉強してたから。
それに、バスまた遅れてん」
「そう。
夕飯出来てるから、
着替えておいで」
「うん」
俺の部屋は、縁側突っ切った先の一番東側。
宝塚のマンション暮らしやった頃は、
平屋建ての家に住むなんて、
想像も出来へんかった。
制服の学ランとカッターシャツ脱いだら、
鏡の中の自分の鎖骨のあたりに、
大毅がつけた跡、見つけて、
くすぐったい気持ちになる。
部屋着のスウェット被った時、
急に寒気がした。
居間の食卓に並んだ夕飯見たけど、
食欲がわいてこおへん。
「どうしたん？
とも、体調悪いん？」
箸の進まへん俺を、お母さんが心配してる。
「風邪ひいたかも。
今日はもう寝るわ」
「それは心配や。
とも、お風呂は入れそう？」
「うん」
クラスで風邪、流行ってるねんな。
成瀬も康二も、
それでもう３日も休んでる。
俺もうつったかもしれん。
部屋に戻ったら、流星からメールが来てた。
『春期講習、神ちゃんの分も申し込んどくで。
また一緒に通おうや』
『ありがとう！頼むわ！』
それだけ返信して、目を閉じた。
浮かんでくるのは、
海辺ではしゃぐ大毅の笑顔と、
それから・・・
俺を求める、熱っぽい視線。
いつか、身体全部、大毅と繋がりたいな。
大毅が、たまたま雑談で、
床屋のマスターが話してんの、
又聞きしたところによると、
ちょっとした道具がいるとか言うてた。
どうやるんか、
詳しいこと、
俺、知らんねん。
春休みに、向こうのネカフェで調べよ。
俺から言うたら、
大毅、びっくりして腰抜かしてまうかな。
やっぱ、恥ずいな。
そんなこと考えてるうちに、
いつの間にか、眠ってた・・・
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りっつ(プロフ) - 赤くんへ！私は緑大好き人間ですが、視点は赤くん側ですねー、だって緑ちゃん可愛いんだもん！好きになってしまうよなぁ (2021年1月31日 9時) (
レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 私だったら姉でも妹でも全力で歓迎するのになあ、、（おい腐女子め） (2021年1月30日 22時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 神ちゃんの冷酷な顔が目に浮かぶ、、怖い、、好き、、 (2021年1月30日 11時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - うーん、なんというか、可愛く居ろうとは一切してないのにむしろ男らしく居ろうとしてるタイプなのに、どーしても可愛いくてそれを拾ってしまうファンや赤くんみたいな犠牲者続出という不思議なんですよ、やはり上手く語れんとにかくきゅんきゅんじゃ！失礼しました (2021年1月30日 6時) (レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - 度々しつれいします。緑ちゃんて我々に見せる姿はぶりっ子と違うのににじみ出る可愛らしさが拭えないって感じするのですよね、その悶絶キャラが遺憾無く反映されてる様にキュンキュンしています！傑作にも程があると思います！大好き！ (2021年1月30日 6時) (レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年1月24日 19時
