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夢主side
昼休み
それは学生にとっては天国のような時間であり
同時にこれから再開する授業という名の戦に向け準備をする為の気が滅入るような時間である
...まあそんな大層なものでは無いが
教室には友達と喋る者
今日出さなければならない提出物を慌ててする者
まだ昼食を食べ終わっていない者
自席に座り本を読む者等々
それぞれが同じ空間で様々な事をしている
私はいつも通り本を読んでいる
...ボッチとか言うな
本が好きで何が悪い
私だって友達ぐらい居る
え？この本？
これは最近発売された物でジャンルは勿論推理小説この作者は沢山の賞を受賞した有名な方だといってもその人気はずっと前からあったものでは無くここ1年くらいで急上昇したそれは2年前に出したものが大ヒットし次々と続編が出て人気が人気を呼んで1年前にドラマ化されそれがまた視聴率が高く次は映画化されるそうで只今絶賛撮影中だこのクラスにも知らない人はほとんど居らず当然の事ながら私はそのシリーズを全て読んでいるが映画の内容はオリジナルのものらしいのでこれは見に行くしか(((「ねーねー」
はっ！
いけないいけない
つい熱く語り過ぎてしまった
ここまで読んでくれた根性のある君は是非最後までこの小説を読んでくれたまえ←
「ねえってば！！！」
『ふぁい！！』
「私の呼びかけを差し置いて夢中になるだなんて
よっぽどその本は面白いようね！！」
彼女は鈴木園子
私の友人であり数少ない親友
今は大分ご立腹だ
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作者名：シルビア | 作成日時：2019年3月22日 0時
