(2020).儚い人 ページ32
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ラウールside
その日は俺とふっかさんとアキちゃんでバラエティの撮影日だった。
スタッフさんと個別で話をした後楽屋に戻ると、ふっかさんの胸に寄りかかってスースー寝ているアキちゃん。
ラウ「アキちゃん寝ちゃった？」
深澤「うん、気持ちよさそうに寝ててなにより」
ラウ「なんか、赤ちゃんみたい。ふっかさんに抱っこされてさ笑」
深澤「あはは、困ったねえうちの紅一点は」
とかいいつつ、アキちゃんを見つめる目も、優しく抱きしめてる手も、控えめにしている声も、何もかも恥ずかしくなるくらい優しい。Snowmanに入ってからこういうふっかさんを何度も見てきたはずだけど、未だにくすぐったい気持ちになる。
しょっぴーも岩本君も、ダテさんも阿部ちゃんも佐久間君も、みんなアキちゃんのことが好きだけど、断然想っているのはふっかさん。自覚があるかは別として。
ラウ「…耳？」
深澤「ん？…そう、耳。触られると落ち着くのかすぐ寝るんだよ。だからこうやってたまーに触ってやるの、俺の癖みたいになってる」
ラウ「ふっかさんって本当にアキちゃんのことなら何でも知ってるんだね」
深澤「そうかな？…でも、何でも知ってたいとは思ってる。」
ラウ「…え？」
そういうふっかさんが急に、少し苦しそうな表情をするから。
そろそろ全部本人たちの口から聞きたいなって思って、俺は教えてほしいって言ったんだ。7人の過去のこと。
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美紀(プロフ) - 作者さん完結したけどこの小説大好きです残して欲しいです (2021年7月29日 13時) (
レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
妄想しか勝たん。 - 引き続きお読みいただきありがとうございます！本当に嬉しいです！ (2021年2月7日 16時) (レス) id: fe2bb3b753 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年2月7日 10時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想しか勝たん。 | 作成日時：2021年2月6日 16時
