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太鼓大学の昼下がり ページ20

翌日、正午。
 丁度、ブラックスワンのメンバーが暗殺を行う時間帯の半日後だ。
 達人市の片隅に存在するエリート養成学校・太鼓大学の食堂は、学生たちでにぎわっていた。

 銀が混じった黒髪の青年が、背中で長髪をくくった青年の肩をぽんと叩く。
「お疲れ、竜真!」
「最斗。お前も今日、授業あったのか」
「まあな。そっちは?」
「俺もだ。履修してる授業はすべて終わったが」
「そっか、俺もだよ。なあ竜真、何食う?」
 他愛もない話を始める二人の青年。
 悲劇のブラックスワンメンバーの、玉川最斗と点画竜真だ。
 とはいえ、今は至って普通の大学生。食券売り場の前の長い行列に並びつつ、話す。
「そうだな……たまには天丼でも食ってみるか」
「じゃあ、俺はハンバーグ定食だな」
「じゃあ、ではないだろ」
「それはそうだけど」
 太鼓大学の食堂のメニューは豊富だ。和食、洋食、中華、デザートまで様々な料理が並んでいる。学生はどれでも好きな料理を選ぶことができるというわけだ。
 そうこう話しているうちに列は流れ、二人の番に。食券を買い、話を続けつつその先の列に並ぶ。
 そして料理を受け取り、いつもの窓際の席に着いた。
 部屋の端、目立たない席。暗殺者である二人はよく一緒に昼食をとる仲なのだが、情報交換をすることもあるのだ。人が少ない目立たない席は都合がよい。
 ナイフでハンバーグを切断しつつ、玉川は問う。
「ところでさっき、今日の授業すべて終わったって言ったよな?」
「ああ」
「じゃあさ、午後、予定空いてるか?」
 期待するような玉川の瞳に、点画は困惑したように目を伏せる。
「……すまない、少し予定がある」
「え?……ああ、あれか」
「大丈夫だ、終わり次第向かう。何かあるのか?」
「いや、ブラックスワンのメンバーでゲーセン行こうって話しになってて。参加するって言ってるのは俺と翼禍、薔薇抄さんに桜花さん、駅坂君と冬乃さん」
「多いな、七人か」
「そうそう。深淵君と氷葉さんはバイト。天川さんと遠藤さんは仕事で無理。博洟さんは実験あるから無理だって。甘猫さんと屋形さんは別で遊びに行くから来れないみたいだ」
「そうか、分かった。用事が終わったら合流する」
 頷き、点画は軽い音を立てて海老の天ぷらを齧った。

 ゲームセンターでの集合時間まで、あと1時間。

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ゲームセンターの右利き(プロフ) - 更新しました (2018年10月4日 16時) (レス) id: a195e655bb (このIDを非表示/違反報告)
ゲームセンターの右利き(プロフ) - 更新します (2018年10月3日 22時) (レス) id: a195e655bb (このIDを非表示/違反報告)
ゲームセンターの右利き(プロフ) - 最近更新されて無いな(´;ω;`) (2018年10月3日 22時) (レス) id: a195e655bb (このIDを非表示/違反報告)
ゲームセンターの右利き(プロフ) - 更新終わりました! (2018年6月21日 17時) (レス) id: d3506cc5fd (このIDを非表示/違反報告)
ゲームセンターの右利き(プロフ) - 更新します! (2018年6月21日 17時) (レス) id: d3506cc5fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:主催者ゲームセンターの右利き・参加者全員(SHEI☆、ゆずぽん、(新!)ひよウニ、) x他3人 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/7OzNV5SdksSA8JE?s=17  
作成日時:2018年1月22日 8時

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