麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ9)

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記録指針“ログポース” ページ9

クロッカス｢お前達は…何も知らずここへ来たらしいな。呆れたもんだ、命を捨てに来たのか?
言ったはずだ、この海では一切の常識が通用しない。その羅針儀(コンパス)が壊れている訳では無いのだ｣

ナ｢じゃあまさか磁場が!?｣

クロッカス｢そう…この海の島々は鉱物を多く含むために磁気異常をきたしている。さらにこの海には風には恒常性がない。お前も航海士ならばこの恐ろしさがわかるはず｣

ナ｢確かに…方角を確認する術がなきゃ絶望的だわ
………し…知らなかった｣

ウ｢おいそりゃマズイだろ!!大丈夫か!?｣
サ｢知らないナミさんも素敵だ!!｣
ル｢鼻がうめぇよ、エレファント･ホンマグロ!!｣

『はいはい、静かにしてあげようね。今話してるから』

ナミの代わりにみんなをなだめる

クロッカス｢“偉大なる航路(グランドライン)”を航海するには“記録指針(ログポース)”が必要だ｣

ナ「ログポース?聞いた事ないわ」
クロックス｢磁気を記録することのできる特殊なコンパスだ、まァ形が異質だしな｣

ル｢こういうのか?｣

クロッカスに見せるのはさっき拾ったコンパス

クロッカス｢そうそれだ。ま“偉大なる航路(グランドライン)”の外での入手は困難だがな｣
ナ｢なるほど…でもちょっと待って……なんであんたがそれを持ってんのよ!!｣

ナミはﾊﾞｺﾝ!!とルフィを殴った

『それはさっきの2人組が持ってたんだよ』
ル｢なんで殴るんだよ!!｣
ナ｢ノリよ｣
ル｢ノリか｣

ナ｢これがログポース…何の字盤もない…｣

クロッカス｢ログポースはしまと島が引き合う磁気を記録させ、次の島の進路とするのだ。
まともに己の位置すら掴めないこの海ではログポースの示す磁気の記録のみが頼りとなる。

始めはこの山から出る7本の磁気より1本を選べるがその磁気は例えどの島からスタートしようともやがて1本の航路に結びつくのだ。
そして最後にたどり着く島の名は

“ラフテル”
偉大なる航路(グランドライン)の最終地点であり、歴史上にもその島を確認したのは海賊王の1団だけだ。伝説の島なのだ｣

ウ｢じゃ…そこにあんのか!?“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”は!!｣

クロッカス｢さァな、その説が最も有力だが誰もそこに辿り着けずにいる｣

ル｢そんなもん行って見りゃわかるさ!!｣

ルフィはﾆｯと笑った