麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ7)

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約束の岬 2 ページ7

クロッカス｢…彼らは言っていたよ“必ず世界を一周しここへ戻る”とな。だが事実は想像よりももっと残酷なものだ

彼らは逃げ出したのだ。この“偉大なる航路(グランドライン)”からな。確かな筋の情報で確認済みだ｣

ウ｢な…なにィ…!?｣
ナ｢……このクジラを置いて…!?まさか…でも逃げるには“凪の帯(カームベルト)”を通らなきゃ!!｣

クロッカス｢そうとも……故に生死すら不明。
だがたとえ生きていたとしてもここへは戻るまい。一切の常識が通用しないのがこの海“偉大なる航路(グランドライン)”の恐怖はたちまち弱い心を支配する｣

彼の言葉でナミやウソップの表情が強ばった

ナ｢それがわかってるならどうして教えてあげないの?
このクジラは人の言うことが理解できるんでしょ!?｣

クロッカス｢言ったさ包み隠さず全部な、だが聞かん｣

＿＿＿

＜ラブーン、話がある。
…お前を私に預けて旅立ったあの海賊達は……もう偉大なる航路(グランドライン)を離れたそうだ。
お前達は確かに仲間でお前とした約束は紛れもなく本物だったはず…しかし…彼らはもう二度とここへは…＞

＜ﾌﾞｵｵｵｵｵ!!!＞
＜ラブーン…＞

＜ﾌﾞｵｵｵｵｫｫ!!!＞

＜ラブーン、私の話を聞けっ!!!＞

＜ﾌﾞｵｵｵ!!!＜彼らはもう＞ﾌﾞｵｵｵｵｵｵ!!!＜彼らは…＞ﾌﾞｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!＞

＜信じたくない気持ちはわかる!!!しかし受け入れなければ……!!!＞

＜ｵ〜〜〜〜〜〜〜〜ｵ〜〜ｵｵ!!!＞

＿＿＿＿＿＿

クロッカス｢それからだ。ラブーンがリヴァース･マウンテンに向かって吠え始めたのも“赤い土の大陸(レッドライン)”に自分の体をぶつけ始めたのも
＿＿＿ラブーンは事実を決して受け入れようとしない｣

『それで、こんな大きな額の傷を作ってまで……でもこれ以上は…』

クロッカス｢ああ、これ以上加減なく頭をぶつけ続ければこいつは間違いなく死ぬ。妙な付き合いだがもう長い…今更見殺しにできるか……｣

残酷な事実を知り、雰囲気が重くなる一方、ルフィはクジラの頭に上った

ル｢よっしゃ頂上に着いたぞ!!新しいキズはあそこだな!?……ゴムゴムのォオオオ“生け花”!!!｣

クジラの頭に刺したのは

ゾ｢…ありゃマストじゃねえか…?俺たちの船の…｣
ウ｢そう、メインマストだ｣

ﾌﾞｼｭｳｯ
当たり前だが血が吹きでた

｢ﾌﾞｵｵｵｵｵｵｵ!!!｣

全員｢『何やっとんじゃお前～～～っ!!!』｣