最高速度 3 ページ46
ゾ｢おいてめぇら出てこい!!仕事だ!!南へいっぱい舵を取る｣
サ｢なんだてめぇの号令じゃやる気出ねぇな｣
ゾ｢黙って動け!!シートについて左舷から風受けろ｣
ウ｢ういっ｣
サ｢何事だいナミさん、波も静かでいい天気だぜ?｣
ナ｢…風…真正面から…大きな風が来る……たぶんね｣
ナミは空を見つめながらも少し体が揺れていた
ルフィはそんな姿に見兼ねたのかナミの額に手を当てる
ナ｢…なに?｣
ル｢あちいっ!やっぱ船止めて近くの医者に行こう!!｣
ナ｢余計なことしないでよ、これが私の平熱なの!!バカやってないでロープ引いて!!｣
ルフィの言葉にサンジとウソップも心配の言葉を投げるも全て流されてしまった
ナ(…一体なんだろう、嵐とは…少し違うみたい…)
＿＿＿
ビ(早く、アラバスタへ帰らなきゃ……)
ビビは布団の上で新聞を強く握りしめ、決意を固めた
＿＿＿
ビ｢みんなにお願いがあるの、船に乗せておいてもらって…こんな事言うのも何だけど、今私の国は大変な事態に陥っていてとにかく先を急ぎたい…
一刻の猶予も許されない!!……だから、これからこの船を“最高速度”でアラバスタ王国へ進めて欲しいの!!｣
ナ｢……当然よ!約束したじゃない!!｣
サ,ル｢……｣
ビ｢…だったらすぐに医療設備が整った医者のいる島を探しましょう。一刻も早くナミさんの病気を治して、そしてアラバスタへ!!それがこの船の“最高速度”でしょう!?｣
その言葉に全員が笑顔を見せた
ル｢……そおーさっ!!それ以上スピードはでねェ!!｣
サ｢よく言ったビビちゃん!!ホレ直したぜおれァ!!!｣
ゾ｢……いい度胸だ…｣
ビ｢ごめんなさい気を遣わせて……!!無理しないでナミさん…!!｣
ナ｢……ごめん…ビビ……やっぱ私…ちょっとやばいみたい…｣
ビ｢え!?ナミさんしっかり!!｣
ナミはその言葉と共に倒れ込み、ビビによって受け止められた
ﾄﾞｵｵｵｵ!!
その時、物凄い音と共に船の目の前には巨大なサイクロンが生まれた
ビ｢ちょ…ちょっと待って、あの方角は…!!｣
ウ｢さっきまでこの船が向かってた方角だ…!!｣
サ｢あのまま行ってたら直撃だったぞ!!｣
ル｢危ねぇ!!ギリギリだァっ!!｣
ビ(すごい…サイクロンは前兆のない風と言われているのに…!まるで天候を肌で感じ取っているみたい…!!)
｢こんな航海士見たことない…!｣
ル｢よっしゃ、このまま急ごう!｣
ウ｢南へ!医者探しだ!!｣
全｢うおおおおぉっ!!!｣
全員が腕を上げ、気合を入れた
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プスメラウィッチ(プロフ) - まんじゅうさん、この小説はトラファルガーローオチですか？出来ればトラファルガー・ロー落ちでお願いします🥺 (11月19日 20時) (
レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まんじゅう | 作成日時：2023年11月17日 23時
