最高速度 2 ページ45
『ナミ!?』
ル｢おーーっ!治ったーっ!!｣
ウ｢治るかっ!!｣
ナ｢私の病気を治すために…他のルートを探そうとしてるでしょ…?｣
ナミは私たちの思惑を察知していたのだ
『でも…もう今はそうするしか…!』
ナ｢…私のデスクの引き出しに新聞があるから…｣
＿＿＿
ビ｢そんな…｣
ル｢どうした｣
サ｢アラバスタのことか!?ビビちゃん!!｣
ビビは額に汗を浮かべ、新聞を読んだ
ビ｢そんなバカな……!“国王軍”の兵士30万が“反乱軍”に寝返った…!?これじゃ一気に形勢が!!｣
ナ｢……これでアラバスタの暴動はいよいよ本格化するわ…3日前の新聞よそれ…ごめんね…あんたに見せても船の速度は変わらないから、不安にさせるよりと思って隠しといたの｣
その新聞にはアラバスタへと急がなければならない理由が連なっていた
＿＿＿アラバスタまでは一週間以上かかる…でもナミの体がそれまで持つ?
なんせ今40度の熱だ、本人は強がっているが本来動けないほどの高熱…どうする……
アラバスタまでこの船の医療設備でなんとか……いや、無理だ。診断もできていない今、無闇にに手を出す方が危険
＿＿＿ダメだ、考えがまとまらない……!
ナ｢…とにかく今は予定通り…まっすぐアラバスタを目指しましょ｣
『でも…』
ナ｢心配してくれてありがとう｣
ナミは止める間もなく部屋を出て行ってしまった
ル｢なんだ…治ったのか｣
ウ｢バカ…強がりだ｣
ビビは新聞に頭を伏せ、嘆いた
ビ｢もう…無事にたどり着くだけじゃダメなんだ…一刻も早く帰らなきゃ…間に合わなきゃ100万の国民が無意味な殺し合いをすることになる…!!｣
ル｢100万人もいんのか、人が…!!｣
サ｢なんちゅうもんを背負ってんだビビちゃん…!｣
＿＿＿
ナ｢もうっ!あんた一体何を見てたの!?｣
ゾ｢何って…船はまっすぐ進んでたぞ、あの一番でかい雲を目指して…｣
ナ｢雲は動くし形も変わるでしょう!?あーもーやだ!!頭痛い｣
ナミはフラつきながらも指針をゾロから奪い取り、船の進路を確認する
ゾ｢だから俺に任せて寝てろって…｣
ナ｢あんたに任せておけないからここに来たのよ!｣
ゾ｢…ったく…どいつもこいつも意地張りやがって…｣
ゾロは小さな声で呟いた
ナ(…?)
ナミはその言葉が何のことか気になるが、同時に気候の変化を感じとった
ナ｢空気が…変わった…｣
ゾ｢空気?｣
ナ｢いいから…みんなを呼んで｣
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プスメラウィッチ(プロフ) - まんじゅうさん、この小説はトラファルガーローオチですか？出来ればトラファルガー・ロー落ちでお願いします🥺 (11月19日 20時) (
レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まんじゅう | 作成日時：2023年11月17日 23時
