麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ44)

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ゾ｢…おい!!起きろ!!A!!｣
『……ぅ…ん?……ﾌﾜｧ…どうしたの?』

強く方を揺さぶられ、Aは目を覚ました

ゾ｢ナミが…!!｣

ゾロからナミが倒れたと聞き、急いで船室へと駆け込んだ
ﾊﾞｧﾝ!
『ナミ!』
サ｢Aちゃん!!｣
ル｢A!!｣

『とりあえず診るから…みんな一旦外で待ってて』

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サ｢ナビざん死ぬのがなァ!?｣
ビ｢それは…わからないけど、実際気候の変化や疫病で亡くなる人も船上では多いのも確かよ…!!｣

ルフィはナミの苦しそうな顔を思い出し、みんなに聞いた

ル｢…病気ってそんなに辛いのか?｣
ウ,サ｢いや、それはかかったことねェし…｣
ビ｢あなた達何者なの!?｣

ｶﾞﾁｬ
全｢!!｣
ル｢どうだったんだ!?ナミは大丈夫か!?｣
部屋から出てきたAは神妙な面持ちをしていた
『…今ナミの体温は40度、普通ならこんな熱は出ないよ。命に関わるかもしれない…!』

その言葉に一同は奇声を上げ、船室へと駆け込んだ

サ｢ダビダン死らバイべ(ナミさん死なないで)ー!!｣
ル｢ナミは死ぬのか!?｣
ウ｢あああああああっ!!｣
カ｢クエーーっ!!｣
ビ｢そんな…!｣

『ちょっ…落ち着いて!病体に響いちゃう!!』

息を荒らげながら寝ているナミを見て、ルフィはAに聞いた

ル｢治せないのか!?｣
『…熱を下げるくらいなら出来るかもしれないけど……原因は分からなかった……!』
ル｢え…!｣

『ごめん…!!』

Aは全員に深々と頭を下げた
だがみんなはわかっている。彼女が悪い訳では無いと。むしろいつもどんな怪我だって適切で完璧な処置をしていたことを知っている

だがそれをみんなが理解しているからこそ、そのAがわからないと答えたナミの状態に心配の汗が浮かぶ

ウ｢……したら、このままじゃナミは…!!｣

ル｢そうだ、ビビ!!アラバスタには医者いっぱいいるよな!?そこでなら…!!｣

確かにアラバスタに着けば医者だって沢山いる、それに医療設備も充実しているだろう

ビ｢…確かに医者もいるわ、けど…アラバスタまでは最低でも一週間以上かかってしまう…!｣

ナ｢ダメよ｣

その時、話を聞いていたのかナミが起き上がった