麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ42)

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まっすぐ!! 2 ページ42

ナ｢このまままっすぐ進めば島の西側に出られるんだって｣

＿
ウ｢そんでブロギー師匠がこうｶﾞｯと掴んで戦斧を…｣
『え〜!すごいね!』

Aはウソップがキラキラした目で話すさっきの巨人達の戦いを聞いていた

ル｢お!あれおっさん達だ、見送りに来てくれたんだな｣
ルフィが声をかけるも2人はこっちを向かず、海の方を向いて話し始めた

ブ｢この島に来たチビ人間達が…｣
ド｢次の島へ辿り着けぬ最大の理由がこの先にある｣

全｢?｣

ド｢お前らは決死で我々の誇りを守ってくれた｣
ブ｢ならば我らとて…いかなる敵があろうとも｣

ド｢友の海賊旗(ほこり)は決して折らせぬ……!!｣
ブ｢我らを信じてまっすぐ進め!何が起きてもまっすぐにだ!!｣

ドリーとブロギーの会話に理解が追いつかない一同だがルフィは｢まっすぐ進む!!｣と宣言した

ド,ブ｢いつかまた会おう、必ず｣

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…

ナ｢見て!!前!!!｣
海面が上昇し始め、音が響くと前には巨大な尾ひれが出現した

ド｢出たか“島食い”｣
ブ｢道は開けてもらうぞ、エルバフの名にかけて!!｣

＿＿＿

ル｢なんか出た〜〜〜っ!!｣
『海王類!?』

ナ｢舵きって!!食べられちゃう!!｣
ウ｢きょ…巨大な金魚…!?どっかで聞いたような…!!｣

女性陣とカルーが慌てる中ウソップは覚悟を決めた顔をした

ウ｢だ……だめだ!!まっすぐ進む!!!そ…そうだろルフィ?｣
ル｢うん、もちろんだ｣

ナ｢バカ言わないで!!今回はラブーンの時とは違うのよ!?｣
ゾ｢ナミ、諦めろ｣
サ｢ルフィ!巨人達(アイツら)は信頼できるんだろうな!!｣
ル｢うん｣

『本当にこのまま行くの!?』
ビ｢このままじゃ食べられちゃうわよ!?｣
ナ｢ダメ…もう間に合わないっ!!｣

船は金魚の口の中へと吸い込まれて行った

ウ｢まっすぐ!!まっすぐ!!｣
ナ｢何言ってんの!!もう食べられちゃったわよ!!｣
ル｢まっすぐ!!まっすぐ!!｣

誰もがこのまま食べられてしまうと覚悟したその時＿＿＿

ド,ブ｢“覇国”っ!!!｣

金魚には巨大な穴が開き、船が海へと飛び出る

全｢『ええええ!?』｣
ル｢うっほーーっ!飛び出たーーーっ!!｣
ウ｢振り返るなよ!!いくぞー!!まっすぐーー!!｣

ル｢デケェ……!!なんてでっけぇんだ!!｣
ウ｢海ごと…斬った…これがエルバフの…戦士の力…!!
すげぇ!!｣

ド,ブ｢さァ行けェ!!!｣

2人の武器は壊れ落ちる
だがルフィ達の船出に、2人は笑いあっていた