麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ37)

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アンラッキーは続くページ37

0[ミス･ゴールデンウィークと共にお前はこれからアラバスタへ向かえ、時期が来た…俺達にとって最も重要な作戦に着手する。詳細はアラバスタに着いてからの指示を待て]

『!!』

Aは背後からの視線を感じ、後ろを振り向いた
そこに居たのは
『(あの時の鳥とラッコ!!)』

サ｢何だこいつら…!｣

すると鳥の背中では拳銃、ラッコは刃物をもち、明らかな戦闘態勢になった

Aはサンジが立ち上がる前にサンジに向けて指でグッドマークをたてた

『(私がやります!!)』
と伝えたいのがわかる

その反応に驚きながらも電話の相手がこっちにいることもあるため、不安げにAを見た

そんなやり取りを待つほど敵は甘くなく、振り返った瞬間に鳥から弾丸が撃たれる

『!』
サ｢うわっ…!!｣

ﾊﾟﾁﾝｯ

聞こえたのは指を弾く音だった
サ(何だ?…弾丸が…いや、敵の動きが止まってる…!)

『……』

Aは鳥が撃った瞬間能力を展開し、指を弾くと共に周囲の物の動きを止めた

全身に武器を纏った鳥とラッコは武器が全く動かないため自身の体も動かすことが出来ない状態にある

『…ごめんね(小声』
そう言い、鳥とラッコの顎を殴り窓から外へと放り投げた

サンジは口が開いたまま閉じない程に驚いた
Aのここまでの行動が言葉通り“一瞬”だったからである
バラティエで見た時の闘いは対人で、手こずっているようにも感じたというのに今の動きには無駄が一切ない

サ(あの時は手加減でもしてたのか?)

0｢おい、なんだ今の音は…何事だ?｣

サ｢…あ〜いや何でもねェ…いや、ありません…麦わらの野郎がまだ生きてやがって…大丈夫トドメはさしま……｣

『……』

Aはサンジに背を向け、ずっと下を向いていた
サンジが電話で何かを話しているのは聞こえるが内容までしっかりとは聞こえない

＿＿＿さっきからずっと体に違和感がある

鳥とラッコと闘った時もそうだ、いつもならもっと余裕があった。バラティエの時みたいにあまり傷つけるやり方はしなかった

『(まさか…いや、大丈夫なはず…まだ前からそんなに経ってないから……)』

サ｢…ちゃん、Aちゃん?大丈夫?｣

気づくとサンジはソファに座ったままずっと声をかけていたらしい
『ごめん、ちょっと考え事してて…!!』

サ｢…電話も終わったからナミさん達探しに行こうかと…｣
立ち上がったサンジの足に当たったのは

永久指針(エターナルポース)