麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ36)

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Mr.0 ページ36

サ｢はいAちゃん、お茶です♡｣
『ありがとう』

Aとサンジはこの謎の建物(?)の中、紅茶を飲んでいた

元はと言えばAが休憩がてら中に入ってみようと言ったのが始まりだ
中を見てみればこんな質素な見た目からは想像できないほどに椅子も机も家具さえも1日過ごせるほどに揃っていた

こんな密林の中、くつろぎ空間を用意されては本来の目的も忘れ2人してのんびりしてしまった

サ｢……はっ!俺達紅茶なんて飲んでる場合じゃないんじゃ……?ナミさん達が俺の助けを待ってるかもしれないってのによ!!｣

突如我に返ったサンジが独り言をつぶやく

『……確かに!!』
その言葉を聞いて、脳の回転が戻ったのかAも我に返る

『…何やってるんだろ…私、しっかり!!』
自分の頬を軽く叩くAを見てサンジの顔がまた緩む

『よし!サンジくん、行こう!!』

サ｢いや、Aちゃんはここにいてくれ。俺1人で探しに行って…｣
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

会話を遮るように鳴り響いたのは電伝虫だった

サ｢電伝虫じゃねェか……!!｣
『出るべき?コレ…』

この建物自体誰が作ったのかもわからないのに更には電伝虫ときた。怪しむのも不思議は無い

ｶﾞﾁｬ

サ｢へいまいど、こちらクソレストラン｣
サンジは少し不安げなAの代わりに電伝虫をとる

?[ふざけてんじゃねェバカヤロウ。てめぇ報告が遅すぎやしねェか…?]

『(報告?)』
サ｢……報告…あ〜〜そちらどちらさんで?｣

?｢おれだ、Mr.0だ｣

『え……』
Mr.0はビビの話によればクロコダイルという、つまり……

サ『｢(この電伝虫の向こう側には…王下七武海がいる!)｣』

サンジは無言でAに向かって音を立てないよう口に人差し指を当てた

0｢俺が指令を出してからもう随分日が経つぞ、いったいどうなってる、Mr.3｣

『(……Mr.3…報告…大体わかったけどここは多分、敵のアジトか何かってこと。ならナミ達は?ホント、呑気に紅茶なんて飲んでる場合じゃなかった…!!)』

恐らくサンジくんも同じことを考えているのだろう
黙りこくった電話に相手が急かす

0｢俺は質問をしてるんだ。王女ビビと麦わらの一味は抹殺できたのか?｣

サ｢……ああ任務は完了しましたよ。あんたの秘密を知っちまった野郎共は全て消し去りました、だからもう追手は必要有りません｣

0｢…そうかご苦労…今アンラッキーズがそっちに向かっている
アラバスタへの永久指針(エターナルポース)を持ってな｣