麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ35)

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戦いの意志ページ35

爆弾を正面から喰らい、伏せたその両手足にMr.3は巨大なキャンドルで出来た剣を突き刺した

ナ｢ブロギーさん!!｣
3｢動けば手足がちぎれるぞ!!フハハハハ!!｣
ブ｢……グァアアア!!｣
ビ｢なんて非道なマネを!!｣

動けない3人は苦しむブロギーを見ることしか出来なかった

3｢さァ加速するぞ“キャンドルサービス”!!｣

その言葉と同時にナミ達の頭上にあるキャンドルが回転し始め、ろうが降り注いだ

ナ｢ｹﾎｯｹﾎｯ…何だか胸が苦しい……!!｣
ビ｢ｹﾎ…っこのままじゃ体の中からろう人形に!｣
ゾ｢……｣

3｢フッハハハハ!!そうだそうだできるだけ苦しそうに死んでくれたまえよ!!苦しみに訴える苦悶の表情こそが私の求める“美術”なのだガネ!!｣

Mr.3は動けない3人を見て、高笑いする

ブ｢………!!(100年……!
くる日もくる日も戦い続け…!!戦士の村エルバフに産まれた誇りのみで決闘を続けた!!これが我らの結末ならば…
エルバフよ…あんまりじゃないか…!!なぜ戦いの中で死なせてくれん…!!)｣

この非情な現実と後悔からブロギーは涙した

3｢なんという表情(つら)カネ!!いい!!素晴らしい美術作品だガネ!!フハハハ!!｣

ブロギーも3人もどんどんろうで身体が固まっていく
ゾ｢おっさんまだ動けるだろ?その両手足ぶっちぎりゃあ…死人よりは役に立つはずだ、俺も動ける
……足斬り落としゃあな、一緒にこいつら潰さねェか?｣

ゾロはまだ動く手で刀を抜いた
ナ｢冗談やめてよ!こんな時に!!｣
ゾ｢こんな時だから言ってんだろ、お前らどうする?｣
ビ｢どうするって…!無駄よ!!そんなことしてもすぐ捕まっちゃうわ!!｣

ゾ｢そんなもんやってみねェでわかるかよ。ここにいちゃどうせ死ぬんだ、見苦しく足掻いてみようじゃねェか｣

3｢フン…どーせハッタリだガネ｣

ブ｢ガババババ!!生意気な小僧だ!つきあうぜその心意気!!｣
ブロギーもゾロも笑みを浮かべ、決意を固めた

ゾ,ブ｢勝つぞ｣

＿＿＿

イ＜ビビ王女、死なない覚悟はおありですか?＞

ビビはイガラムの言葉を思い出す

ブ｢行くぞォ!!｣
ブロギーの声にゾロは刀を足に刺し、ブロギーは手足を剣から抜こうともがく

ﾄﾞｶｰﾝ!!

その瞬間ルフィ,ウソップ,カルーがこの戦場に飛び込んできた
ル｢お前らァ!!ブッ飛ばしてやるからな〜〜!!!｣
勢いのままMr.3達を飛び越え、森に突っ込む

ナミが涙目でルフィに助けを求めた

ル｢ああ、こいつら巨人のおっさんの決闘を邪魔したんだ。許さねェ!!｣