麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ4)

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クジラ 1 ページ4

ル｢かかってこいコノヤロォ!!｣

ゾ,ウ｢てめぇもう黙れ!!｣
2人の蹴りがルフィに当たる

それと同時に巨大なクジラが口を開け、船を飲みこもうとしだした
船体が大きく揺れ、ルフィとAが船の外に投げ出される

ル｢『うわああああああ!!』｣

ルフィは何とかクジラに腕を伸ばして捕まり、海に落ちずに済んだ

ル｢ﾊｧ、ﾊｧ…どうしよう、みんな食われちゃった……………!!おい、お前吐け!みんなを返せ、吐け!!くそぉっ海に潜る気だっ!おいやめろ!!待ってくれよ!!俺の仲間を返せ!!これから一緒に冒険するんだ!!大切なんだ!!!｣

クジラの頭を叩きながら必死にお願いするその時ルフィは気づく、船に投げ出されたのは自分だけでないと

ル｢A!!ど、どうしよう!!海に落ちたのか!?｣
『後ろにいますけど』

ル｢え!?｣
振り向くと後ろには平然とした顔でAが立っていた

『海に落ちる寸前でルフィのところにいわゆる“瞬間移動”したの。前に説明したでしょ?』

アーロンパークの時、Aが説明したのを思い出す

ル｢……そっか!!よかった!!!｣

ルフィは半泣きでAに抱きついた

『ルフィ…それよりさ、“あれ”なんだと思う?』
彼女が指さす先にはクジラの頭のはずなのに金属製の入口があった

ル｢は?｣

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…

『クジラがもう潜るみたい、あそこ!入ってみよう!!』
ル｢おう!｣

┈┈┈┈┈┈

9｢よーし、ここまでは潜入成功だ…いいかミス･ウェンズデー、扉の向こうにあのジジイがいる。俺たちはあいつを抹殺せねばならん!!全てはクジラのためにだ!!!｣

ウェ｢ええMr.9、私たちの町にとってこのクジラは大切なスイートハニーだもの｣

┈┈┈┈┈┈

ル｢『な…なんだこれ!?』｣

『クジラの中…だよね?』
ル｢何でクジラの中に扉があって…通路があるんだ!?｣

2人の目の前にはにわかには信じ難い、普通の“通路”があった

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…

『また!!』

ﾄﾞｫｫ…ﾝ!!!!

さっき海に潜った時と違う大きな揺れが2人を襲った

『うわっ!!』
ル｢よっ!!…何だ!?何だ!?この揺れは!?｣

ルフィは床が傾いたのと同時にAを自身の胸に収め、少し体を膨らませながら壁に激突し通路を落ちていった

『うわあああ!!』

ル｢あ〜…目が回る〜っ!!｣
ｶﾞﾝｯ

そのままルフィは通路の抜けた先、壁に激突した

ル｢…今度は何だ?海か?川か?水路見てぇだな、なんか｣
『落ちないようにしないと…!?わわ!!』

再びクジラは傾いた