麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ28)

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でっけェ 2 ページ28

＿＿＿巨人ドリーの家

ル｢こりゃうめぇな、巨人のおっさん!!｣
ド｢ゲギャギャギャ!!おめェのこの海賊弁当とやらもいけるぜ、ちと足りねェがな!!!｣

ル｢当たり前だろ、まずいなんて言ったらぶっ飛ばすぞ!!｣
ド｢ギャギャギャ!面白ぇチビだ!!｣

ルフィとドリーは互いの料理を交換し、笑いながら食べていた

ビ｢め…めちゃくちゃ馴染んでる……｣

ルフィ達はメリー号を出た後恐竜と遭遇し、ドリーに助けてもらったのだ

ル｢ところでおっさんはなんでここに1人で住んでんだ?村とかはねェの?｣

ド｢村ならあるさ“エルバフ”という戦士の村だ、だが村の掟があってな。おれも1騒動起こしちまって今この島はおれとある男との決闘場になってる
だが、かれこれ100年てんで決着がつかねェ…!
ゲギャギャギャ!!｣

ル｢100年!?｣

ド｢驚くほどの事じゃねェ、俺達はてめえらの3倍は寿命があるからな｣
ビ｢いくら3倍あったってそんなに経てば喧嘩の熱も覚めるでしょ!?まだ戦い続ける意味があるの!?殺し合いでしょう!?｣

ﾄﾞｫｫ…ﾝ!!

その時火山が噴火した

ド｢さて……じゃあ行くか｣
ビ｢そんな…!争いの理由は一体……!?｣

ビビはルフィに口を塞がれた
ル｢やめろ!そんなんじゃねェよ!!｣

ド｢そう誇りだ

理由など、とうに忘れた!!｣

ﾄｺﾞｫﾝ!!

ドリーとブロギーの刃と盾がぶつかりあう

ルフィは倒れ込む
ビ｢ど……どうしたの!?｣

ル｢まいった……デっケェ｣

＿＿＿

ブ｢互いにそろそろ故郷が恋しいなドリー｣

ド｢だから貴様をブチのめしておれがエルバフに帰るんだ!!ブロギーよ!!｣

2人の戦いはいつどちらが死んでもおかしくないと言える争いだった

＿＿＿

ウ｢な……なんちう戦いだ…!!お互いの全攻撃が急所狙いの一撃必殺……!!｣

ナ｢でも……今のうちに逃げられるわ!行きましょウソップ!!｣
ウ｢……すげぇ……｣

ウソップは2人の戦いを見つめていた

ブ〈理由か……忘れたなァ、ガババババ!!〉

ナ｢はた迷惑な喧嘩よね｣

ウ｢バカ野郎!これが真の男の戦いってもんなんだよ!!
……例えるならあの2人は自分の胸に“戦士”という旗を1本ずつ掲げてる…それは命よりも大切な旗なんだ!!その旗を守るためにぶつかり続けてきたんだ!!
わかるか!?これは紛れもなく“戦士達の誇り高き決闘”なんだよ!
まさにこれなんだ!!おれの目指す“勇敢な海の戦士”ってのは!!

＿＿＿こんな戦士達の暮らす村があるんなら俺はいつか行ってみてぇなァ……!!｣