麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ3)

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リヴァース･マウンテン 2 ページ3

サ｢ナミさんすげーぜ♡｣
ゾ｢聞いたことねェよ船で山越えなんて｣

サ｢俺は少しあるぜ、入る前に半分死ぬと聞いた｣
『半分死ぬ?』

ル｢不思議山が見えたぞ!!｣
ウ｢待て、その後ろの影はなんだ!?バカでけぇ!｣

そこには空が見えないほど高い壁があった

ゾ｢あれが…赤い土の大陸(レッドライン)か、雲でてっぺんが見えねえ!!｣
ル｢吸い込まれるぞ!舵しっかり取れ!!｣
ウ,サ｢任せろｫ!!｣

ナ｢すごい｣
ゾ｢ウソみてぇだ｣
『本当に…海が山を登ってる…!』

ル｢ずれてるぞ、もうちょっと右!右!!｣
ウ｢右!?面舵だァ｣
サ｢おらァア〜〜〜っ!!｣

ﾎﾞｷｨｯ

嫌な音と共に船の舵が折れた

ゾ｢舵が…｣

全員｢『ぶつかるーーっ!!』｣

ルフィは海へ飛び出した
ル｢ゴムゴムの……風船っ!!｣

入口の柱と船をルフィは風船で押し返す

船は軌道を取り戻した

ナ｢助かった!｣
ゾ｢ルフィ、捕まれ!!｣

ルフィはゾロの手に腕をのばし、無事船へと戻る

『は…』
全員｢入ったーーーっ!!!｣

ル｢見えたぞ!“偉大なる航路(グランドライン)”!!!
ここが世界で1番偉大な海……!!行けーーーっ!!!｣

｢ﾌﾞｵｵｵｵｵｵｵ!!!｣

『ん?なんの音?』
ル｢知るかーー!!行けーーーっ!!｣

ウ｢おい…何だありゃ…｣
サ｢ナミさん!!前方に山が見えるぜ!!｣
ナ｢山?そんなハズないわよ!この“双子岬”を超えたら海だらけよ｣

｢ﾌﾞｵｵｵｵｵｵ!!｣

『これって…クジラの鳴き声じゃ!?』
ル｢山じゃねェ、クジラだァ!!｣

目の前にいるのは山と錯覚するほど大きなクジラ

ナ｢どうするの!?進路を塞がれてる!!｣
ゾ｢左に抜けられる!!取り舵だァ!!｣
ウ｢舵折れてるよ!!｣
『た、戦うしか…!?』

ル｢そうだ、いいこと考えた!!｣
ナ｢何すんのルフィ!?｣

メリー号ではかつてないほど皆が焦っていた

ﾄﾞｳﾝｯ!!!

5人｢『!?…大砲…!!!』｣
ル｢よしっ!!!船止まったか!?｣

ルフィは笑いながら大砲を撃った

だが船は減速こそしたものの止まらず、クジラに激突した
メリー号のシンボルともいえるルフィの特等席が折れる

ナ｢最…悪…死んだかも…｣

クジラはさっきまでの大きな鳴き声を出さず、場が静まる

ゾ｢に、逃げろ!!今のうちだ!!｣
サ｢何だ!!どうなったんだ!?｣

｢ﾌﾞｵｵｵｵｵ!!!｣

『耳が…!!』

ル｢お前…俺の特等席に何してくれてんだァ!!｣

ルフィはクジラの目を殴った

4人｢『アホーーーっ!!!』｣