麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ14)

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“過去編”町 2 ページ14

翌日＿＿

コラ｢おいロー,Aそろそろ行くぞ｣

『…何のために?』
ロー｢そうだ。もうどうせ……｣
コラ｢お前らの病気を治す。何度も言ってるだろ、その病気は必ず治る方法があるはずだ｣

＿＿宿に泊まろうと言ったのはいつもと違う事をすれば何かが変わると思ったんだ。
でもコラソンは諦めない
何でそこまでして希望もない私達に…

コラソンは部屋を出て、私達を抱えあげた

コラ｢ほら、気分転換になったろ?次の町へ行こう。今度はまともな医者がいる。そうに違いない｣

?｢なあ、そこのあんた!!フワフワ着てる人!!｣

ロー｢『(フワフワ……)』｣

コラ｢……誰だ?｣
ロー｢『いやお前だよ!!』｣

人の目から隠れるように工夫していたというのにそれを忘れて大声を出してしまった

?｢元気な子供だなァ〜……ん?そいつら……｣
コラ｢何の用だ?｣

コラソンは私とローを後ろに隠してその男と話し始めた

?｢……ああ、いやなに
ここじゃないんだが近くの町でなんでも“珀鉛病”のガキが現れたらしくてな……あんた、旅人のようだし何か知ってるかと｣

ロー｢『!!』｣

その言葉に急いで肌を隠した

＿＿何で珀鉛病の事を!?

コラ｢……いや、俺は何も知らないな。なんせ昨日ここに来たばかりだ。それよりあんたこそ何者だ?｣

?｢俺か?俺ァただの酒屋の店主よ。ただし“元海兵”だがな｣

3人｢『!!』｣

元海兵｢現役の若いヤツらが騒いでんだよ、それに珀鉛病と言やぁそいつらは
“駆除”対象
だからな。今じゃ村人全員が警戒してるよ｣

『……!!』

“駆除”……?
一体人を……なんだと思って……!!

ロー｢…っ!!｣

ローも私もただその言葉に恐怖と怒りを覚えた
その感情を我慢し、唇を噛む

コラ｢……｣

ﾎﾞｸﾞｯ!!

コラソンはそんな私達を見て、その男を殴った

コラ｢“駆除”……?お前の言う人ってのは虫か何かか?……この世に!!死んでいい人間なんかいねえんだよ!!｣

ロー｢『…!!』｣

元海兵｢何しやがる!!……!?、おい!!そいつら…そのガキ……!!“珀鉛病”の奴じゃねえか!?｣

その言葉に気づく。油断していつもつけていたマフラーが解けてしまったのだ。

この騒ぎに村人たちが集まってくる

｢いやああ!!｣
｢あの白い肌……!!!｣
｢伝染っちまうよ!!!｣

海兵｢いたぞ!!例の子供だ!!撃て!!!｣

コラ｢お前ら逃げるぞ!!｣

＿＿＿

ロー｢……言っただろ…!!俺達はもうどこに行っても味方なんかいないんだ……!!｣