麦わら海賊団の白い医者 3 【ONEPIECE】 (ページ2)

今日:88 hit、昨日:114 hit、合計:44,361 hit

リヴァース･マウンテン 1 ページ2

ナ｢……しかしまいったな……このまま進むと噂通り…!!｣

『みんな!1回中に入って暖まろう!!』

┈┈┈┈┈キッチン┈┈┈┈┈

ナ｢“偉大なる航路(グランドライン)”の入口は山よ｣

4人｢山!?｣

『…』

ナ｢そう!海図を見てまさかと思ってたんだけどこれ見て。あの灯台が指していたのは“赤い土の大陸(レッドライン)”にあるリヴァース･マウンテン｣

一同はナミの指す地図を見る
するとAは地図上の運河を指さした

『まさかこの運河が入口ってこと?』

ウ｢運河!?バカいえ、船が山を登れるわきゃねェだろ!!｣
ナ｢でもAの言う通りそう描いてあるんだもん!!｣
サ｢そうだぞお前ら、2人の言うことに間違いがあるかァ!!｣

ゾ｢そうだとしてもなんでわざわざ“入口”へ向かう必要がある。南へ下ればどっからでも入れるんじゃねえか?｣

ル｢“不思議山”か!!それにゾロ、入口から入った方が気持ちいいだろ!!｣

ナ｢違うっ!!｣
ナミはルフィを軽く殴る

ウ｢おい!!嵐が突然止んだぞ!!｣
『えっ!?それって…まさか“凪の帯(カームベルト)”に入ったんじゃ…?』

ナ｢…まずい!!今すぐ嵐の中に戻るのよ!!｣

ナミは慌てながら全員に指示を出す

ル｢何慌ててんだよ。せっかく嵐も抜けたのによ〜｣
『みんな急いで!!ここは…』

ﾄﾞｫｫｫｫﾝ!!!

突如大きな揺れがメリー号を襲った

ル｢うわっ何だ地震か!?｣
サ｢バカ、ここは海だぞ!?｣

船はどんどん上へと登っていく

そこから見える景色は＿＿＿巨大な海王類の群れ
メリー号はその中の1匹の頭の上に乗っていた

4人｢……………!!!でか……!!｣

ナ｢海王類の…巣なの…｣

ナミは柱にしがみつきながら泣き、Aは皆よりも落ち着いた様子でナミの横に立っていた

ゾ｢と…にかく!ここを今すぐ抜け……!!｣

｢…ﾝﾆｯ…ｷｼｯ…!!｣

ﾄﾞﾋｭｳｳｳｳｳﾝ!!

海王類のくしゃみでメリー号は吹き飛ばされ、その勢いのまま嵐に戻る

ウ｢うおおおおぉ!!!｣
ル｢よかった…ただの大嵐に戻った…｣

ナ｢これでわかった?入口から入る訳｣
ウ｢ああ…わかった…｣

ウソップは船に倒れ込み、意気消沈している

『海王類でっかいねー!』
ゾ｢そんなこと言ってる場合じゃなかっただろ!!｣

ナ｢わかった!!やっぱり山を登るんだわ…四つの海の海流が全てあの山に向かってるならその海流は頂上でぶつかり“偉大なる航路(グランドライン)“に流れ出る!!｣

ル｢つまり不思議山だな!!｣