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きゅっとハンドルを握る手に力を入れた瞬間、ポンと背中に大きな手が触れた。
「なんつー顔してるっショ」
「ま、きしま、先輩･･･？」
私が情けなくへにゃりと眉を下げて隣りを見上げると、巻島先輩は微笑んでくれる。
私の考えていることがお見通しなのか、目を細めて。
「姫。お前はそれでいいっショ。いや、お前だけは、そうでいてくれ。そういう気持ちが俺たちみんなの背中を押してんだぜ」
「先輩･･･」
「さあ行くぜ！多分金城も、今泉も、俺たちが来るのをヘトヘトになって待ってる！東堂が言ったのはあくまで可能性だ。金城も今日のオーダー。きっちり言ってたショ」
「ぁ････」
『昨日と同じだ。なるべく早く俺に追いつけ！』
そうだ、金城先輩はそう言っていた。
私の心はまた浮き足立っていく。
「はいっ」
元気良く笑顔でお返事すると、巻島先輩はニカっと笑って背中を撫でてくれた。
その時、泉田さんが後ろを気にしながら、さっきまで後ろに張り付いていた京都伏見の２人がいないと言う。
荒北さんがその京都伏見の２人のことを、何かとんでもないあだ名をつけて千切れた雑魚は放っておけと返す。
ザコ･･･って･･･、荒北さん･･･。
あわあわしていると、沿道に車を止めて応援している観客の人たちがいて、箱学と総北の協調に盛り上がりを見せていた。
私にもたくさんの声援を送ってくれて、なんだか恥ずかしい。
そう思ってキョロキョロしていたら、斜め後ろで真波くんが小野田くんの腰に手を回して、くっついてお話しているのが目に入る。
わぁ･･･仲良しさんだなぁ。
と考えていると、荒北さんが後ろを振り返って怒鳴った。
「こら真波！敵とヒソバナしてんじゃねーよ！」
「ふふ。････っ。････ぇ？」
いつもの荒北さんの雰囲気に和んで笑った瞬間、後方からゾクリとした気配が押し寄せてきて、思わず息を飲んだ。
何･･･、この嫌なピリピリ･･･。
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瑠璃色の夢(プロフ) - 佐藤悠真さん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾何度も評価出来ないことを初めて知りました（汗）応援ありがとうございます♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年4月25日 1時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤悠真(プロフ) - このお話大好きでいつも閲覧させてもらってます。でもそこに襲いかかってくるのが評価は一度しかできないという冷たい現実…(泣)いつも応援してます！更新頑張ってください！ (2020年4月25日 0時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - みー姉さん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾好きの一言にたくさんの気持ちが篭っているのを感じてとても嬉しくなりました。その一言で十分です！今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年4月24日 1時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
みー姉 - 好きです。私もローディーで…とか最初から読んでます…とか、初コメですとか、色々言いたい事はあったはずなのですが、頭悪い感想しかなくなりました。好きです。 (2020年4月24日 0時) (レス) id: fdbf7ce13f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - Lienさん» 嬉しいコメントありがとうございます♪何度も読み返してくださっていると聞いて心がポカポカになりました＾＾頑張って続けていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年4月2日 17時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年12月17日 2時
