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私から少し離れた所で、紫と白のレースジャージを来た男の人が２人立っている。
さっき叫んだのは小さい方の、今も私へ指を指している人だと思う。
ジャージには京都伏見と書いてあって、県予選の時に私の肩を掴んだ人だと気づいた。
京都･･･、あまりいい思い出はないけど･･･。
そう思いながらもう１人の人へ視線を向けると、懐かしいものを見つけたような表情で、今にも泣き出しそうなのに、微笑んでいた。
にぃさまもあの時の人だと気づいたのか、少し険しい顔で立ち上がると、私の隣りに並んでくれる。
「･･･何の用だ？前回は見逃したが、次うちの可愛いお姫様に何かしやがったら大会本部に報告して出場停止にすっからな」
「は･･･？え？ち、ちょっと待ってくれ。俺は何もしてへんよ･･･？」
「あんたじゃない。隣りの奴だよ。千葉の県予選でそいつが姫の肩を掴んで詰め寄ってたんだ」
「･･･っ！？お、おい。ノブ、それホンマか！？」
にぃさまの言葉に隣りの男の人は目を見開いて、隣りの男の人の肩を掴んで揺らした。
すると肩を掴まれた人は慌てて首と手を横に振っているけど、そういえば私、どうしてあの人に肩を掴まれたんだっけ････？
首を傾げていると、着替え終わった金城先輩たちが来てくれて、にぃさまから事情を聞いて私のところに来てくれた。
「ノブ。お前がおったら余計話がややこしいなる。戻っとき」
「わ、分っかりましたぁ」
そう言われた男の人は私に視線を一度寄こしてから残念そうに帰っていった。
手嶋先輩の腕にしがみついたままだった私は、ほっと肩の力が抜けてしまったけど、手嶋先輩が私の手を繋ぎ直して微笑んでくれて安心する。
穏やかそうな京都伏見の男の人は私の後ろの金城先輩に笑いかけていた。
「久しぶりやなぁ。うちの部員が迷惑かけたらしい。すまんかったなぁ」
「･･･いや。石垣は悪くないだろう。だが、さっきの部員はあまり姫に近づけないでくれると助かる」
「ああ。分かっとるよ。･･･君、ホンマにすまんと思っとる。この通りや」
そう言って私に頭を下げた男の人は石垣さんというらしい。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾メロメロ･･･なんて素敵なお言葉でしょう（嬉）そしていつも温かいお言葉とても励みになります。今後も頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月24日 19時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 姫ちゃんはどうなってしまうのか、次回が気になっちゃいます！荒北さんの誤解がとけて良かったです♪皆さん姫ちゃんにメロメロですね！更新頑張って下さい*^^* (2019年12月24日 12時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - Mayuさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾大好きと言っていただけてとても励みになります♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月17日 2時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - 第9期，お疲れ様でした！瑠璃さんの作品，大好きです！これからも頑張って下さい。応援してます！ (2019年12月16日 15時) (レス) id: bf6e64c20c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ふたばさん» ありがとうございます＾＾ゆっくり構想を練りたいと思います。いつも励みになっております(*^^*) (2019年12月16日 4時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年10月7日 6時
