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１日目の表彰式が始まって、小野田くんと鳴子くんは足が生まれたての小鹿のようになっていてプルプルとしていた。
田所先輩の表彰式も終わった後、私も何とか足は出せるけどプルプルする足に力を入れていると、田所先輩が子供だっこしてくれる。
だけど、田所先輩の体がいつもより体温が低い気がして心配になってしまった。
「先輩･･･。あの、体調よくないのではないですか･･･？」
「っ。何ともねぇよ！姫の方がボロボロじゃねぇか。しっかりメシ食っとけよ！」
巻島先輩の隣りのベンチにおろしてくれた田所先輩はトイレに行くと言って行ってしまった。
隣りの巻島先輩を見上げると、先輩は難しい顔をしている。
「あの･･･。巻島先輩･･･。田所先輩･･･少し、体温が低く感じたのですけど･･･。体調が悪いのではないでしょうか･･･？」
「っ。田所っちの体調･･･か･･･。姫、少し席外す。ここで待ってるっショ」
「は、はい･･･」
巻島先輩は田所先輩の歩いていった方向へ急ぎ足で消えていった。
巻島先輩も何か気づいていたのかもしれない･･･。
あれから少しして巻島先輩が戻ってきたけど、田所先輩の姿はない。
気になってチラチラと先輩を見ていたら、私の視線に気づいて頬に手を添えられた。
座ったまま見上げる巻島先輩は大きいなぁと思っていると、先輩の顔が近づいてきて目を見開く。
耳元に唇を寄せられて目を白黒とさせていると、巻島先輩は私の耳元で呟いた。
「田所っちは今点滴してる。･･･誰にも言うなっショ」
「･･･っ！？せ、んぱい･･･。田所先輩は･･･大丈夫なのですか･･･？」
「････ああ。明日には、復活して緑ゼッケンを着けて走る。大丈夫っショ」
その言葉にホッと息を吐き出して、お見舞いに行った方がと考えていると、巻島先輩は私を抱き上げてくれた。
「取り合えず、今日は旅館に引き上げて足を休めるっショ」
「は、はい･･･」
巻島先輩の腕の中で、金城先輩と今泉くんが真剣に話しているのを視界に入れながら、小野田くんと鳴子くんに帰ろうと声をかける。
鳴子くんも小野田くんも笑顔で頷いてくれたから、少し体の力が抜けた気がした。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾メロメロ･･･なんて素敵なお言葉でしょう（嬉）そしていつも温かいお言葉とても励みになります。今後も頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月24日 19時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 姫ちゃんはどうなってしまうのか、次回が気になっちゃいます！荒北さんの誤解がとけて良かったです♪皆さん姫ちゃんにメロメロですね！更新頑張って下さい*^^* (2019年12月24日 12時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - Mayuさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾大好きと言っていただけてとても励みになります♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月17日 2時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - 第9期，お疲れ様でした！瑠璃さんの作品，大好きです！これからも頑張って下さい。応援してます！ (2019年12月16日 15時) (レス) id: bf6e64c20c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ふたばさん» ありがとうございます＾＾ゆっくり構想を練りたいと思います。いつも励みになっております(*^^*) (2019年12月16日 4時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年10月7日 6時
