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「ひぇ･･･。ひゃああぁ･･･っ」
「なんて声出してるんだ･･･。もう少しだから我慢しろ。な？」
「･･･姫。大丈夫。終わったら、楽になる」
涙目の私が目で訴えても手嶋先輩と青八木先輩はやめてはくれない。
私が今何をされているかというと･･･寝る前に張っている体の筋肉を解しておいた方がいいのだと言われたからだ。
手嶋先輩はうつ伏せの私の腰に跨る形で私の腰と背中をマッサージしてくれている。
青八木先輩は私の両足を挟むように跨ってもも裏とふくらはぎをマッサージしてくれている･･･んだけど･･･。
ガチガチに疲労した私の体は少し揉まれただけで痛みを感じてしまっている。
痛い痛い痛いぃぃぃ････っ。
これは何という拷問なんだろう･･･。
うーうーと唸って涙と痛みに耐えていると、『入るぞー』という声と共に扉が開いて巻島先輩が顔を出す。
そしてお布団の上で手嶋先輩と青八木先輩に跨られている涙目の私と目が合うと、巻島先輩は無言でため息をついた。
「･･･まあ。何してるのかは見て分かるっショ」
「ぁぅ･･･っ」
「ただ･･･。言い難いんだが、廊下にまで姫の情けない声が駄々漏れなんだわ･･･」
「･･･っ！？」
「あー。やっぱりっすか。そんな気はしてました」
慌てて両手で口を押さえた私の背中から手嶋先輩が苦笑いしている雰囲気を感じる。
私の前で巻島先輩は腰をおろした。
「っ！ぃ･･･っ！ひゃ････っ」
手嶋先輩と青八木先輩がマッサージを再開すると、また私の悲鳴があがって、巻島先輩は仕方ないという表情で座ったままだ。
そして、ふぅーっと大きく息を吐き出して脱力するのが分かった。
「････姫は癒しっショ」
「ふぇ･･･？･･･っ！？ひぁ････っ」
痛がって悶絶する私を見て、巻島先輩は表情を緩めているけど、先輩っはこの状態の私が本当に目に入っているのだろうか･･･。
枕に伏せてしまった私の頭を巻島先輩の手がポンポンと撫でてくれる。
「くっは。そろそろ姫が限界っショ。･･･明日もある。早めに寝ろっショ」
「「はいっ」」
私がおやすみなさいと顔を上げて言う前に巻島先輩は出て行った。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾メロメロ･･･なんて素敵なお言葉でしょう（嬉）そしていつも温かいお言葉とても励みになります。今後も頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月24日 19時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 姫ちゃんはどうなってしまうのか、次回が気になっちゃいます！荒北さんの誤解がとけて良かったです♪皆さん姫ちゃんにメロメロですね！更新頑張って下さい*^^* (2019年12月24日 12時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - Mayuさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾大好きと言っていただけてとても励みになります♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月17日 2時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - 第9期，お疲れ様でした！瑠璃さんの作品，大好きです！これからも頑張って下さい。応援してます！ (2019年12月16日 15時) (レス) id: bf6e64c20c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ふたばさん» ありがとうございます＾＾ゆっくり構想を練りたいと思います。いつも励みになっております(*^^*) (2019年12月16日 4時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年10月7日 6時
