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「あははははは･･･っ。く･･･。ははははっ」
「っ！？ぇ･･･？？」
突然大笑いしだした東堂さんに困惑した私はすぐ近くにある東堂さんの顔を見上げる。
すると東堂さんは、本当に面白いという顔で私を見ていた。
「そうか。そうだな。仲良しさんと戦わなければならぬなら、姫のように心を痛めるものなのだろうな。だがしかしだ！」
「は、はい･･･」
「俺と巻ちゃんは好敵手というやつだ。要するにお互いを高めあえるライバルということなのだよ」
「ライバル･･･。仲良しさんなのに、ライバルなのですか･･･？」
「ああ。俺と巻ちゃんは何度も山で戦った。勝つこともあれば負けることもある。だが、次こそはとお互いを意識して高めあうことの出来る大切な関係なのだよ」
嬉しそうに巻島先輩のお話をする東堂さんは、本当にそう思っているのだろうと思うほどに幸せそうに話してくれる。
私の不安そうな顔に微笑みを浮かべて、慈しむように目を細めた東堂さんは、いつもの東堂さんではないみたい。
「姫は優しすぎるのだな。そして知人と戦うことをまだ経験していないのだな。常に誰かが悲しまないように、いつも不安そうに周りを見ているのが分かる」
「ぅ･･･。そ、うですね。ウェルカムレースの時くらいでしょうか･･･。同じ１年生同士で競うのも、悲しかったです･･･」
しゅんと項垂れると、東堂さんは『問題ないのだよ』と囁いた。
「したい方の応援をすればいいのだ。もちろん俺たちは総北だけで無く、どこが出てこようが勝ちに行く。王者だからな！しかしだ、約束しよう。もし総北に勝っても負けても俺たちと総北、俺たちと姫との関係は何も変わらぬよ」
「･･･っ。は、はいっ。ありがとう、ございます･･･っ」
東堂さんだけじゃない。
みんなが私を見て頷いてくれていた。
私が、１番恐れていることを、みんなは気づいてくれているんだ。
私が１番怖いのは･･･大好きな人たちが離れていってしまうことだったのだから･･･。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 素敵な感想ありがとうございます＾＾癒しになっているとお聞き出来て本当に嬉しいです♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年10月29日 20時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 皆さんイケメンですね!ここに来るととても癒されます。姫ちゃん可愛すぎる！！ (2019年10月29日 20時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ％さん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾気持ちを打ち明ける時期、どうしましょうね（汗）誰か１人が個別で飛び出しちゃわないように調整しながら悩みたいと思います★今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年10月6日 10時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
％ - んんんんんっ！手嶋先輩も青八木先輩もイケメンですね！さて、いつ姫ちゃんに自分の心を打ち明けるのでしょう…？（ニコニコ） (2019年10月6日 10時) (レス) id: 02aec80553 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - かあさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾チーム２人はこんなところでもバッチリいいお仕事してくれますね（笑）今後も頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年10月4日 12時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年8月15日 18時
