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警察の人は３人来ていたらしいけど、１人は泥棒さんを連れてパトカーで待機していたらしい。
この場にいなくてほっとした。
警察の人たちは私が余程幼く見えたのか、よく助けを呼べたねとか、いい判断だったよと褒めてくれて、管理人のおばさんは巻島先輩に後はちゃんと落ち着かせてあげてねと言って出て行ってしまった。
そして今、巻島先輩は私のお家のキッチンでココアを淹れてくれている。
「落ち着いたか？･･･ほら、飲むっショ」
「は、はい･･･。ありがとうございます･･･」
温かいココアが入ったマグカップを渡してくれた巻島先輩は、ダイニングテーブルの向かい側の椅子に腰をおろして髪をかき上げた後、片手で目を覆って大きく息を吐く。
余程気が抜けたのかそのまま上を向いてしまった。
「･･･先輩。あ、あの･･･。その、ご迷惑かけて、ごめんなさい･･･でした･･･」
「うん？いや、無事で良かったっショ。あー･･･。まあ、災難だったな」
そう言って先輩は苦笑いをして立ち上がった。
「落ち着いたな？もう夜の９時も回ってる。そろそろ帰るっショ」
「････っ。は、い･･･」
チラリとベランダに視線が行ってしまう。
鍵もカーテンもしっかりと閉めてあるし、変な人はもういないけど、やっぱりさっきのことがあったからか不安になってしまっている。
先輩だってお家の人に無理言って出てきてくれているんだから、ここは笑顔でお礼を言ってお見送りしないといけないのに･･･。
「････不安か？」
「え･･･っ？いえ、はいっ。ではなくて･･･大丈夫です･･･っ」
「くっはっ。いや、もう顔に出まくりっショ」
「そ、そんなこと、ありません･･･です･･･」
巻島先輩は『仕方のないやつっショ』とくつくつと喉の奥で笑いながら一度立ち上がっていた腰を下ろして椅子に座りなおした。
あれ･･･？
私もしかして、本当に不安が顔に出ていたのかな･･･？
もしそうだったとしたら、巻島先輩は優しいから帰りたくても帰れない状況にしてしまったのではないだろうか･･･。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも嬉しいコメントをありがとうございます＾＾素敵なお言葉をたくさん頂けてモチベーションを保てています。本当に感謝感激です。今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年8月18日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - これを見ると疲れが癒されます。姫ちゃん可愛すぎです! (2019年8月18日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 美月さん» 嬉しい感想ありがとうございます♪応援と温かいお言葉、とても励みになります＾＾今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年5月3日 10時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - はじめまして!第１期から見させてもらいました!もの凄く面白いです!過保護な自転車部員は見てて凄く楽しいです!この作品大大好きです！応援してます!! (2019年5月3日 9時) (レス) id: 001893ea4c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - かあさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾確かにベタですよね。ですがなかなか私好みの方向に行ってくれない終わり方の小説が多くて執筆し始めてしまいました（汗）自己満足な小説になってしまっていますが今後とも頑張りますのでお付き合いくださると嬉しいです＾＾ (2019年4月21日 7時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年1月25日 0時
