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来てくれた･･･、巻島先輩が来てくれた･･･。
多分お風呂上りだった･･･急いで来てくれたんだ。
だって巻島先輩の濡れた髪、冷たかった･･･。
洗面台の扉から１番遠い壁際で、ほっとした瞬間座り込んでしまって、もう腰と足に力が入らなくて立てない。
ベランダがある方の壁側で大きな音と男の人と巻島先輩の大きな声が聞えて肩が跳ね上がった。
巻島先輩が扉を閉める前、人差し指を口に当ててから行ってしまった。
きっと静かに待っていなさいということだ。
両手で口を押さえて、出そうになる泣き声と悲鳴を飲み込む。
どうか、怪我だけはしないでくださいと必死に目を閉じて祈っていると、インターホンが鳴った。
玄関ホールからのインターホンではなく、すぐ玄関の前の扉の音で、どうしようと思ったけど動けないものは仕方がないし、今そこの扉を開ける勇気はなかった･･･。
きっと次にその扉が開いたら、巻島先輩が『仕方がないな』と微笑んで迎えに来てくれるから･･･。
扉の外の廊下を数人の人が歩いて通り過ぎた音がした。
知らない人たちの声で体が強張っていたけど、たくさんの足音。
誰が来たの･･･？
何人いるの････？
巻島先輩････っ！
じっと扉を見つめていると、ドアノブがカシャリと下がって扉が開いた。
きゅっと目を閉じて身を縮めていると、上から優しい声が降ってきた。
「････姫。終わったっショ。よく･･･頑張ったな。もう大丈夫」
「っ。せんぱ･･･っ。ふぇ･･･っ。うぅー･･･」
ふわりと体が浮いて、巻島先輩が抱き上げてくれたのが分かると、安心感で緊張していた心が解れてしまったのか涙が溢れてしまって止まらない。
巻島先輩の首に抱きついて、子供みたいに泣いてしまって、その間ずっと背中を撫でてくれた。
後ろに管理人のおばさんと、警察官２人が微笑ましいものでも見るように黙って見守ってくれていたことに気づいて恥ずかしい･･･。
大体のことは巻島先輩が説明してくれて、私は巻島先輩が来てくれる前の状況をお話して、書類みたいなものにサインするだけで終わった。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも嬉しいコメントをありがとうございます＾＾素敵なお言葉をたくさん頂けてモチベーションを保てています。本当に感謝感激です。今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年8月18日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - これを見ると疲れが癒されます。姫ちゃん可愛すぎです! (2019年8月18日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 美月さん» 嬉しい感想ありがとうございます♪応援と温かいお言葉、とても励みになります＾＾今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年5月3日 10時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - はじめまして!第１期から見させてもらいました!もの凄く面白いです!過保護な自転車部員は見てて凄く楽しいです!この作品大大好きです！応援してます!! (2019年5月3日 9時) (レス) id: 001893ea4c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - かあさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾確かにベタですよね。ですがなかなか私好みの方向に行ってくれない終わり方の小説が多くて執筆し始めてしまいました（汗）自己満足な小説になってしまっていますが今後とも頑張りますのでお付き合いくださると嬉しいです＾＾ (2019年4月21日 7時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年1月25日 0時
