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横山さんは私の視線を受けて苦笑いしながらもお話してくれる。
「俺はさっきまで、君のことも荒北くんのことも知らなかった。初めましてだから当然だけどね。だからこそ今君たちのやり取りを見ていて、君たちの一部でも触れてしまった。そしたらどうだろうね･･･」
「えっと･･･？」
「知ってしまったら憶測ではいけないんだよ。知ってしまったなら真実しか書いてはいけなくなる。誤解だと俺は知ってしまった時点で予定していた記事は書けない。いや、書いてはいけなくなってしまったということだよ」
そう言って横山さんは肩を竦めてやれやれという表情だ。
･･･ということは、誤解だったことでもう荒北さんが傷つけられる記事を書かれることは無くなったっていうことだよね？
嬉しくなってふにゃりとした笑顔になってしまったけど、私はペコリと頭を下げた。
「ありがとう、ございます」
「っ。･･･いや。お礼言われるなんて変な感じだな。･･･君は･･･あと数年して高校に上がるまでに色々自覚した方がいいね。じゃないとこんな変な男に好かれてしまうよ？」
「はい･･･？」
横山さんは親指で自分を指してニッと爽やかな笑顔を向けてくれるけど、やっぱりちびっこに見えてるわけですか･･･。
「あのぉ･･･？もし私が高校生だと何か変わるのですか･･･？」
「うん？ああ、うん。まあ俺まだ２３だし？女子高生だったら許容範囲内というか、まあ、うん。子供に聞かせる話じゃないね。あはは」
「許容範囲、ですか？えっと･･･。何が許せる範囲なので･･･ぷむっ」
今日はやたらと口を塞がれる日だと思う･･･。
今度は金城先輩に口を塞がれてしまったけれど、荒北さんの細くて長い指の手で押さえられるのと違って金城先輩の手は大きすぎて隙間が無くて息が苦しい。
思わずポムポムと先輩の腕をテシテシと軽く叩いてお知らせすると慌てて外してくれた。
一体どうしたというの･･･！
まったくもう･･･。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも嬉しいコメントをありがとうございます＾＾素敵なお言葉をたくさん頂けてモチベーションを保てています。本当に感謝感激です。今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年8月18日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - これを見ると疲れが癒されます。姫ちゃん可愛すぎです! (2019年8月18日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 美月さん» 嬉しい感想ありがとうございます♪応援と温かいお言葉、とても励みになります＾＾今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年5月3日 10時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - はじめまして!第１期から見させてもらいました!もの凄く面白いです!過保護な自転車部員は見てて凄く楽しいです!この作品大大好きです！応援してます!! (2019年5月3日 9時) (レス) id: 001893ea4c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - かあさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾確かにベタですよね。ですがなかなか私好みの方向に行ってくれない終わり方の小説が多くて執筆し始めてしまいました（汗）自己満足な小説になってしまっていますが今後とも頑張りますのでお付き合いくださると嬉しいです＾＾ (2019年4月21日 7時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年1月25日 0時
