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花火の後、バケツとかを返しに行ってママさんにお礼を言うと、何故か抱きしめられた。
一緒にお礼を言いにきた金城先輩に回収されてお部屋に戻って昨日と同じようにお布団を並べて敷いて、豆電球にしてから巻島先輩と金城先輩に手を繋いで横になる。
金城先輩の温かい手と、巻島先輩のひんやりとした手は、目を瞑っていてもどちらがどちらの手かすぐに分かるね。
すると金城先輩が声をかけてくれた。
「･･･姫。明日のレースなんだが、姫は最初だけでもみんなと走りたいと言っていたな」
「はい･･･。本当は･･･、みんなと一緒に最後まで走りたいのですけど･･･。私にはそれが難しいので･･･最初だけでもみなさんと走りたい、です」
静かに返事を返すと、少しの時間を置いて金城先輩は話し出した。
「実はな。さっき福富とも話していたんだが･･･。箱学はインターハイ王者だから、どこに行っても雑誌記者が付きまとうこともあるようでな。夜にもそれらしき人物がうろついているのを確認したそうだ」
「え･･･。凄いですね。やっぱり有名な高校だから人気もあるんですね」
感心したように返すと、金城先輩は苦笑いして『困ったこともある』と言う。
「箱学が俺たち総北と合同合宿をしているということがどこかから洩れたらしくてな。もしかすると明日の合同レースはその目に触れてしまうかもしれない･･･。総北はまだ姫の存在を知られるわけにはいかない」
「え･･･っと。それって、もし取材記者さんがいた場合、私は走れない･･･ですか？」
「強制ではない。･･･だが、出来れば抑えてほしいと思う」
「･･･変に記者の目に留まったら、姫はいいネタにされるっショ」
巻島先輩の言葉に納得もしてしまう。
確かに強豪校同士の合同ロードレースに私が出ていると知られれば、本当に有ること無いこと書かれてしまう可能性もあって、箱学のみなさんにも迷惑がかかってしまうんだ。
巻島先輩は『スポーツ記者ほど性質の悪いものはいないっショ』と言った。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも嬉しいコメントをありがとうございます＾＾素敵なお言葉をたくさん頂けてモチベーションを保てています。本当に感謝感激です。今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年8月18日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - これを見ると疲れが癒されます。姫ちゃん可愛すぎです! (2019年8月18日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 美月さん» 嬉しい感想ありがとうございます♪応援と温かいお言葉、とても励みになります＾＾今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年5月3日 10時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - はじめまして!第１期から見させてもらいました!もの凄く面白いです!過保護な自転車部員は見てて凄く楽しいです!この作品大大好きです！応援してます!! (2019年5月3日 9時) (レス) id: 001893ea4c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - かあさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾確かにベタですよね。ですがなかなか私好みの方向に行ってくれない終わり方の小説が多くて執筆し始めてしまいました（汗）自己満足な小説になってしまっていますが今後とも頑張りますのでお付き合いくださると嬉しいです＾＾ (2019年4月21日 7時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年1月25日 0時
