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荒北さんと一緒に昨日の夕食を食べた大広間に行くと、もうみんな朝食を食べ初めていて注目された。
なんとなく視線を集めるのが恥ずかしくて荒北さんの背中に隠れてそっと顔だけ覗かせると、東堂さんが驚いた様子でずんずん近づいてきた。
「姫よ！どうして荒北の背に隠れるのだ･･･！んんん？目が赤いではないか！泣いたのか？泣いたのだなっ！？」
「ふぁっ！？い、いえ。もう、大丈夫ですから･･･っ」
慌てて荒北さんの背中に引っ込もうとしたら、東堂さんにほっぺを両手で挟まれて動けなくなってしまった･･･。
「もう解決した。ほっとけ」
「ぬっ！？ならん！ならんよ荒北！こんなに目元まで赤くなっているではないか･･･。目は冷やしたのか？巻ちゃんっ！巻ちゃーん！！一大事だ！」
「･･･はぁ。朝から煩いやつっショ。･･･姫。こっち来い。冷やしてやるっショ」
荒北さんを見上げると、小さく頷いてくれたので巻島先輩の隣りの空いてる席に座ると、まだ使っていないおしぼりを広げてたたみ直して目に当ててくれた。
その時、小さく巻島先輩は話し出す。
「･･･何も、されてないか？あの後、気になってたっショ･･･」
「はい･･･。危機感を持てって注意されただけです」
「そうか･･･。それには同意するっショ」
「ふふ。みなさんが優しくて･･･。優しすぎて、涙が出ちゃっただけですよ」
目にはおしぼりがあったけど、会話が聞こえていた周りの人たちが優しく微笑む気配がして、また心が温かくなった。
巻島先輩は私の目に手の平を当てて、おしぼりが落ちないようにしてくれていて、元々冷たい巻島先輩の指先がおでこに当たって気持ちいい。
「巻ちゃん。姫はどうしたというのだ･･･？大丈夫なのか？」
「大丈夫だ。･･･東堂。荒北に礼を言っておいてくれっショ」
「あ、ああ。･･･姫。本当に大丈夫なのだな･･･？」
「はい･･･。東堂さんも、心配してくださってありがとうございます」
口元に微笑みを乗せて言うと、東堂さんはやっと安心したようで『かまわぬよ』と優しい声が聞こえた。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます＾＾こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日１話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います！今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです！箱学として通ってる姫も読んでみたいです！お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください！ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年12月14日 0時
