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荒北さんがおでこを乗せている肩が、熱い･･･。
「さっきのも、別にやる必要のねぇことだった。後悔してる･･･。泣かせちまったし･･･。けど、さっきみたいな事、起こってほしくねぇから･･･どうしても理解してほしかったんだ」
荒北さんは私の肩から頭を上げると視線を合わせて、眉を下げて微笑んだ。
いつもの勝気な笑顔じゃない微笑みに、私も眉を下げてふにゃりと情けない顔で微笑むと、残っていた涙がポロリと零れた。
じっと荒北さんの目を見て、逸らしちゃいけないと思いながらも、私も伝えたいことを伝える。
「私は･･･いい子じゃないので･･･。総北の人、みんなを、信じているわけじゃ、ないんです･･･」
「そうなのか･･･？」
「はい･･･。実際、怖い思いをしたことも･･･実は、あったりします･･･」
「な･･･っ！？」
荒北さんが誤解をする前に私は話を続ける。
「でも、自転車部のみなさんは、絶対に、私を傷つけたりしないって･･･信頼していますし、その･･･怖いことがあった時も、怪我をしながら･･･助けてくれたんです･･･。だから、私は･･･」
荒北さんの視線を真っ直ぐに見返して、微笑んだ。
「私は･･･。総北の『自転車競技部』の皆さんだけは、信じていて･･･。安心して、一緒のお部屋だって、何も嫌な事なんて起こらない･･･自信があるんです」
「･･･そうかよ。けど、やっぱ、心配はする･･･」
「･･･もし、何かされたり、嫌なことをされたとしたら･･･」
「･･･っ！」
荒北さんは強張った表情になったけど、私は少し荒北さんのいつもの笑顔を思い浮かべながら、私なりに自信満々の顔で二ッと笑ってみる。
「ふふ。荒北さんに、お願いして･･･。ぶっ飛ばしてもらいます」
「は･･･？･･･ぷっ。はは･･･っ。ああ。いいぜ。そんときゃ、俺が総北に乗り込んで自転車競技部のやつらぶっ殺してやんよ」
総北の自転車部の皆がそんなことするなんて、あり得ないことだけど、そう言ってくれる荒北さんはかっこいいと思ったし、頼もしかった。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます＾＾こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日１話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います！今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです！箱学として通ってる姫も読んでみたいです！お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください！ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年12月14日 0時
