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顔のガーゼを剥がしてもらってから、一度顔を洗うために洗面台に向かう。
「･･･！？」
昨日より肌が突っ張らないから大丈夫だと思っていたけど、みんなが言っていた通り、私の左頬は青紫色に変色して痣になっていた。
腫れは少し引いている気はするんだけど、昨日の私を見た人は、今日の方が痛々しく見えてしまうかもしれない･･･。
殴られた痣だけでなく、少しかさぶたになっている部分もあるから湿布は貼れないし、消毒してガーゼで隠すしかないんだろうか。
パシャリと顔を冷たいお水で洗うと、少しだけ熱が引いて楽になった。
擦らないようにタオルでポンポンと水分を取って戻ると、巻島先輩に呼ばれて先輩の前に腰を下ろす。
「･･･少し沁みるかもしれないっショ」
「は、はい･･･っ。お世話かけます･･･」
ピンセットで挟んだコットンに消毒液を浸み込ませて私に向き直った巻島先輩は、片手で私の顎を優しく固定する。
沁みると聞いて怖くない人なんていないよぉ･･･っ。
ビクビクしながらきゅっと目を閉じて痛みに備えていると、巻島先輩の困ったような声が聞こえた。
「･･･っ。これは、治療だ。それ以外の意味なんて無いっショ･･･」
「･･･？･･･ぃっ」
どういう意味かと考えていたら、突然の痛みが襲ってきた。
かさぶたになってても沁みるなんて、擦り傷め･･･侮り難し･･･うぅ･･･痛いぃぃ･･･っ。
顰めっ面になっていたらしく、巻島先輩に眉間の皺を人差し指でぐりぐりされる。
涙目で目を開けると優しい微笑みが見えて、ガーゼを貼り直してもらった。
「ありがとう、ございます」
「いや。まあ、頑張ったっショ」
クシャリと頭を撫でてくれた巻島先輩は、続いて昨日と同じように寝癖を直してくれて、お花のスプレーをしてくれた。
今日もサラサラのふわふわだ。
朝ごはんも食べて、今日のメニューを大広間で発表されたけど、何故か今日は旅館からロードに出て、また旅館の駐車場まで戻ってくるコースにしたらしく、私は仮のマネージャーに徹することになった。
もう平気なのにな。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます＾＾こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日１話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います！今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです！箱学として通ってる姫も読んでみたいです！お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください！ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年12月14日 0時
