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お部屋に戻ると荒北さんから『傷に響く。はよ寝ろ』とメールが来ていて、『今日はご心配おかけしてごめんなさいでした。おやすみなさい』と返すと、すぐに返信が来る。
今日は昨日の『おう』ではなくて、ちゃんと『おやすみ』と返ってきて嬉しくなった。
巻島先輩が押入れからお布団を出そうとしていたので手伝おうと思っていたけれど、腕の包帯をチラリと見て断られてしまって、先輩に出してもらうなんてとオロオロウロウロしていたら笑われてしまう。
「クッハ。んじゃ、姫。枕頼むっショ」
「･･･っ。はいっ」
渡された３つの枕を抱えて押入れから離れると、巻島先輩が布団を出して、金城先輩が受け取って敷いていく。
でも気づいてしまった。
２つのお布団が並んで敷いてあるけど、１つだけ離れて敷かれてしまった。
昨日は手嶋先輩と青八木先輩で川の字で眠ったけれど、今日は私は１人だけ離れて寝ることになるのかな？
何となく寂しく思って自分の枕だけ抱きしめて、しゅんとしていると巻島先輩がそれに気づいて頭を撫でてくれる。
「･･･寂しいって顔に書いてあるっショ」
「え･･･っ？」
慌てて顔を触るとクハっと噴出されてしまった。
「金城。姫が離れて寝るのは寂しいみたいっショ」
「･･･ああ。いや、しかしな･･･」
金城先輩は困ったように視線を彷徨わせていて、ああ、困らせてしまっていると思う･･･。
「だ、大丈夫ですっ。私、ここで寝ますから！」
「そ、そうか･･･？」
慌ててお布団に潜り込むと、先輩たちは顔を見合わせてから電気を消してくれた。
寂しいけど、わがままは駄目だ。
「おやすみ」
「おやすみっショ」
「おやすみ、なさい」
２年生のお部屋では豆電球はついていたけど、このお部屋は全部消すんだね･･･。
カーテンの引かれたお部屋は真っ暗で、なんだかとても不安になる。
巻島先輩も金城先輩ももう寝てしまったのかな？
寝息はまだ聞こえないけれど、本当に先輩たちがいるのか分からなくなりそうで怖くなるよ。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます＾＾こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日１話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います！今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです！箱学として通ってる姫も読んでみたいです！お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください！ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年12月14日 0時
