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お夕食の時間になって大広間に行くと新開さんと目が合って、隣りの席をポンポンと叩かれる。
元々は新開さんのこと、少し苦手だと思っていたけれど、今日助けてもらったし、本当はとても優しくて頼りになる人だということが分かったから安心して隣りに腰を下ろすことにした。
胡坐をかいて座っている新開さんは座っていても見上げなければ顔が見えないくらい大きい。
私の反対側は福富さんが座っていた。
「寿一と俺の間に座ると、姫さんはちっさいなぁ。そこが可愛いんだけどね」
「うぅ。ちびっこ発言でさっき弄られたところです･･･」
「そうなのか･･･。お前も苦労するな･･･」
福富さんが気遣ってくれて慰められてしまった･･･いい人だ･･･。
今日はお昼ごはんの後からあんまり体を動かしていないから、いつもよりお腹は減ってないけど、少しは食べておかないと夜中にお腹が減りそうだ。
みんなで頂きますをして食べ始めると、隣りの福富さんのぽそりと小さな声が聞こえた。
「･･･食べ切れなければ、俺と新開に回せ。残すのは嫌なのだろう？」
「え･･･。あ･･･、ありがとうございます･･･っ」
「いや･･･。食事の時間はいつも申し訳なさそうな顔をしていたからな」
見ていてくれたんだ･･･なんだか、嬉しい。
ロードレースをやっている人はみんな優しいのかな？
私が出会った自転車に乗っている人は優しい人ばかりだけれど、人との出会いに恵まれている気がする。
「ふふ。福富さんは、なんだか金城先輩と似ていますね」
「うん？そう思うのか？何故だ？」
「どうしてでしょう･･･。何となく、ですけど。真っ直ぐで、真剣で、とても純粋･･･。あっ」
「ど、どうした？」
そっか。そうだったんだ･･･。
「ふふ。以前荒北さんが言っていたんです。知っている人に真っ直ぐで、真面目な人がいるって。頑張っている人は息抜きを覚えた方がいいって言ってくださった時に･･･。あれってきっと、福富さんのことだったんですね」
「おまっ！？」
「んんっ」
そう言った瞬間、私は口を誰かの手で塞がれていた。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます＾＾こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日１話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います！今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです！箱学として通ってる姫も読んでみたいです！お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください！ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年12月14日 0時
