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田所先輩がお部屋まで送ってくれて、お礼を言ってから中に入ると、金城先輩がノートパソコンを開いて何かを打ち込んでいて、巻島先輩が紅茶を淹れてくれていた。

ちゃんと粉末のミルクを入れてくれていて、私の好みを分かってくれていることにほっこりする。



「おかえり。紅茶淹れたから飲めよ。ちゃんと田所っちに部屋まで送ってもらったっショ」

「あ、はい。なんだか申し訳なくて・・・。お部屋まで戻ってからおトイレ行った方がよかったですね」

「気にするな。みんな好きでやってることだ」



金城先輩はコーヒーを飲みながらパソコンの画面から視線を外すことなく言う。

不思議に思って金城先輩の隣りに座って、紅茶をひと口飲んでからチラリと横から見てみた。



「それ・・・明日のメニューですか?」

「ん?ああ。そうなんだが、まだ未定でな。今夜、夕食の後に福富と話して決めるつもりだ」

「金城先輩。パソコン触れるんですね。巻島先輩もパソコン出来るんですか?」

「俺?まあ、授業でも習うし出来なくはないっショ」

「え・・・?学校でパソコンの授業があるんですか?」



そんな授業したことない・・・驚愕の事実だ。



「2年で選択になる。就職組は英語の授業なんかが消えて簿記になったり、短大や大学に行く場合は目指す学科の特性によって選択授業が増えるんだ」



2年生になったら大変そうだな・・・。

あ・・・駄目だ・・・この感覚・・・。

気持ちがどんどん沈んでいくことに気づいてはいるけど、止められない・・・。



「・・・姫?どうしたっショ?」



私の様子に気づいた巻島先輩が私の横に来て顔を覗き込む。

金城先輩もパソコンの画面から私へ視線を移した。

言っても・・・いいのかな?

どうしようもないことでも、黙っていて心配させてしまうよりは・・・。



「2年生になりたくないです・・・。ずっと、1年生のままだったらいいのに・・・」

「そんなに授業内容が変わるのが嫌なのか?」



金城先輩の言葉に私はゆるゆると首を振って否定した。

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作品ジャンル:恋愛
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます^^こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日1話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね! (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます^^弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います!今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします^^ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです!箱学として通ってる姫も読んでみたいです!お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください! (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます^^とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします^^ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃色の夢 | 作成日時:2018年12月14日 0時

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