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あんな出来事があって、お昼からの練習は頭の怪我もあるからと、念の為見学になってしまった。
それでもみんなの為に出来ることはある。
今日の補給の準備を小野田くんに代わってもらって私はみんなのスポーツドリンクを作っている。
箱学の皆さんの分もあるから、たくさんのボトルが目の前にある。
ペットボトルのドリンクを入れることもあるけど、粉末タイプの方が安いし、出来る時にはこっちがいい。
給湯室まで設備されているこの施設･･･凄いよね。
箱学はたくさん部員がいるらしいから、ドリンクを運ぶ為の大きいワゴンまで置いてあった。
台車じゃないよ･･･ワゴンだよ･･･レストランの厨房とかにありそうなステンレスのやつ･･･。
浄水器のお水で大量のドリンクを作って各ボトルに注いで、零れないように蓋が閉まっているか確認してからワゴンに乗せていると、今泉くんが給湯室に顔を出した。
「姫。運ぶの手伝う。･･･あと、１人で行動するな。また何かあったらどうする」
「え･･･。ありがとう。･･･あは。流石にこの施設内では･･･もうないと思いたいな･･･」
今泉くんはワゴンを押してくれて一緒に廊下を歩く。
「お前の姿が見えなくて、皆心配して集中出来ていない。午後はＡチームもＢチームも基礎練習だけどな」
「そう･･･なの？私、みんなに心配掛け過ぎてるね･･･」
そう言って俯いていると、今泉くんは大きなため息をついた。
呆れられてしまっただろうか･･･。
「･･･俺も人のこと言えない」
「え･･･？」
弾かれたように斜め前を歩く今泉くんを見上げると視線が絡んだ。
その表情は、少し困ったように微笑んでいて、また視線を前に戻した今泉くんはぽつりぽつりと話し出した。
「･･･俺も、入部当初は姫を傷つけたからな。その時もお前が悪いわけじゃなかった。けど、今みたいにみんなが姫を心配してたよ」
「今泉…くん･･･」
「姫は悪くないのに、お前は･･･いつも何かに傷つけられているな･･･」
そう言った今泉くんは悲しそうに目を伏せた。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます＾＾こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日１話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います！今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです！箱学として通ってる姫も読んでみたいです！お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください！ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年12月14日 0時
