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青八木先輩は駆け寄ってきたみんなを素通りして、食堂の真ん中にあるテーブルまで歩くと私を椅子に座らせてくれた。
そんな私の前に箱学と総北のみんなが集まってきたけれど、全員が私の姿を見て険しい表情をしている。
「姫･･･。何が･･･あった･･･？どうして、そんな怪我をしてるんだ･･･？」
「･･･純太。俺から、話すから。姫には、質問しないで。絶対･･･」
青八木先輩は私の隣りに立つと、気遣うように私へと視線を落として聞いてくれる。
「姫･･･。姫は、思い出すの辛い･･･と思う。離れた方がいい？」
「･･･っ。い、え。ここに･･･います･･･」
「うん･･･。分かった」
青八木先輩は小さく微笑んで、私の頭の包帯が巻かれていない部分を優しく撫でた。
まるで『大丈夫だよ』と言ってくれているみたいで、私は詰めていた息をゆっくりと吐き出す。
青八木先輩は、前に集まったみんなの顔を見渡した後、ゆっくりと口を開いた。
「･･･結論から言うと。姫が箱学の生徒２人に･･･襲われた」
「「「っ！？」」」
誰かの歯を噛み締めるような、ギリリという音が聞こえる。
すると、荒北さんが地を這うような低い声を出した。
「･･･箱学の、誰だ･･･？言えよ。その２人･･･ぶっ殺してやる」
「っ！」
私が肩を揺らしたのが分かったのか、青八木先輩が頭に置いた手で小さく撫でてくれる。
「･･･知りません」
「は？テメーは馬鹿なのか？！みすみす見逃したってぇのかよ！」
「･･･違います。俺と新開さんが、同時に姫が襲われているところを･･･見つけました。俺は姫を保健室へ連れて行って、新開さんが、そいつらを･･･。その後は知りません」
「･･･チッ！」
荒北さんが舌打ちをした後、近くにあった椅子を蹴り倒して、福富さんに『落ち着け』と静かな声で止められていたけれど、福富さんの声も、聞いたことがないほどに怒気を含んでいた。
その怒りに気づいたのか、荒北さんはドカリと近くの椅子に座り込んだ。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます＾＾こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日１話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います！今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです！箱学として通ってる姫も読んでみたいです！お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください！ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年12月14日 0時
