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私1年生なのに、先輩たちに至れり尽くせりしてもらっていてなんだか申し訳なくなる。

ブラッシングしてもらって、巻島先輩は自分のバッグから何かのスプレーを持ってきて私の髪に吹き付けるともう一度ヘアブラシを持って梳いてくれた。


ふわりと華やかな、でも強すぎないお花の香りがする。

あ・・・時々巻島先輩からする香りだ。

そっか、あれってヘアスプレーの香りだったんだね。

髪をひと房取ってみると、いつも以上にサラサラでふわふわで、ふふっと笑ってしまった。



「何笑ってるっショ?」

「ふわふわです。そのスプレーいいですね。私も見つけたら買っちゃおうかなと思って」



そう言うと、巻島先輩が微笑む気配がした。



「姫には・・・柑橘系よりこっちの方が合うっショ・・・」

「え?・・・あ。さっきのオレンジっぽい香りですね。私、お花の香りが合うんですね。自分の合うもの知らなかったので、知れて嬉しいです」



そう言って笑うと、巻島先輩は『鈍感娘っショ』と呟いて、私が振り向くと、予備のスプレーが家に何本かあるから、合宿が終わったらやるよと言われたのでお礼を言う。

髪が揺れる度にお花の香りがして、なんだかアロマ効果が発揮されているのか気持ちが落ち着いた。



「確かに花の香りは姫に合っているな。巻島と同じなのに、違う香りに感じる」

「まあ、人によって体温も体臭も汗の量も違うっショ。付けた瞬間より時間が経ったら香りも変化する。コロンと一緒でそいつだけの香りになるっショ」



巻島先輩のお話はお勉強になるなぁと思いながら3人で紅茶(金城先輩だけ珈琲)を飲んで、朝ごはんに向かうことにした。

昨日の夜、食べ過ぎちゃったから実はそんなにお腹は減っていない。

学校では食べられなかったら手嶋先輩と青八木先輩が手伝ってくれたし、昨日は青八木先輩が手伝ってくれたけど、今朝はどうなるかなぁと考えて廊下に出ると、荒北さんが隣りの元私のお部屋の前に立っていた。

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作品ジャンル:恋愛
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます^^こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日1話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね! (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます^^弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います!今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします^^ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです!箱学として通ってる姫も読んでみたいです!お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください! (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます^^とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします^^ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃色の夢 | 作成日時:2018年12月14日 0時

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