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私が声を掛けると、巻島先輩はハッとした後、いつものように微笑んでくれたからホッとした。
お部屋に入ると、先輩たちのお布団はもうちゃんと畳んで押入れに入れてあって、テーブルがお部屋の中心に戻っていた。
きっちりしているんだなぁと思って金城先輩を見ると、先輩は紅茶とコーヒーを入れながら、私はどうするかと聞いてくれて、紅茶をお願いするとティーカップをいそいそと出してきてティーパックを出してくれている。
金城先輩のイメージって、すごく面倒見がよくて、しっかりしていて、几帳面なイメージがあるけど、間違っていないかもしれない。
今だって使用したティーパックの水分を取ってから包んで捨てられるように、ちゃんとテーブルにティッシュ箱を持ってきているし、ゴミ箱の横には分別用のペットボトル用のゴミ袋まで置いている。
「姫。巻島。立ってないで座ったらどうだ？」
「あ、はいっ」
テーブルに近づいて座ると、金城先輩は紅茶を私の前に置いてくれてお礼を言っていると、巻島先輩は座らずにトイレとお風呂のある扉に行ってしまった。
先輩が出てきたら私も顔を洗わせてもらおうと思っていると、巻島先輩はすぐに出てきた。
その手にはタオルとヘアブラシが握られていた。
何故か持っているタオルは濡らしてあるように見えてホカホカと湯気が上がっていて、首を傾げていると巻島先輩は私の真後ろに腰を下ろして私を足の間に挟むように座る。
驚いて振り向くと、頭を優しく掴まれて前を向かされた。
「紅茶でも飲んでるっショ」
「は･･･はい･･･？」
私と同じように不思議そうな顔をしている金城先輩も、巻島先輩が何をするのか分からないみたい。
巻島先輩は熱いお湯で濡らして絞ったであろうタオルで私の長い髪を挟んでぽんぽんと湿気を含ませている。
「寝癖･･･ついてるっショ。俺も髪が長いからな。毛先の寝癖には苦労するっショ」
どうやら私の寝癖を直してくれる為のホットタオルとヘアブラシだったらしい。
あ･･･紅茶も美味しい。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます＾＾こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日１話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います！今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです！箱学として通ってる姫も読んでみたいです！お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください！ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年12月14日 0時
