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青八木先輩がバトンタッチして私の手を引いて、手嶋先輩のところへ連れて行ってくれた。
青八木先輩に左手を繋いでもらって手嶋先輩の前に行くと、青八木先輩がベンチに座らせてくれて、左に青八木先輩、右に手嶋先輩、真ん中に挟まれる形で並んで座った。
右手を手嶋先輩の手が重なって繋いでくれる。
２人の手はおんなじくらい温かい。
私の手が不安で冷たくなっているのもあるのかもしれないけど、でも、この手の温かさが安心をくれる。
「･･･姫はいい子。大丈夫」
「っ。青八木、先輩･･･？」
青八木先輩はいつかのように『大丈夫』と言ってくれる。
すると手嶋先輩が繋いでくれていた右手を優しく、でもさっきより強く握られて、左から右にいる手嶋先輩を見る。
「何があったか分からないけどさ。俺たちは姫の味方だし、姫が何考えてんのかももっと知りたい。でもな。無理に言わなくていいんだ」
手嶋先輩も青八木先輩も優しすぎると思う。
聞きたいけど言わなくていいだなんて、優しい矛盾だよ。
「あの･･･ですね。何だか、今日は･･･その･･･」
「うん？」
「私のせいで、みなさんの雰囲気、悪くしてる･･･気がして、その･･･」
「･･･ああ。それで元気が無いのか」
「う･･･。は、はい･･･」
そうだよ･･･。
旅館に着いた時も、お部屋に入った時も、ロビーでも、さっきのトレーニングルームでも、私が関わることでおかしな状況になっている。
元気、無くなっちゃってる･･･かも。
「それは違うな」
「え･･･？」
「･･･姫。何もしてない」
手嶋先輩が否定して、青八木先輩は私は何もしていないと言う。
「俺たちから言わせれば、『箱根』に来たことで、いろんなことに姫が巻き込まれているように見えるけど？」
「･･･ん！」
「そ、それは･･･」
手嶋先輩と青八木先輩は、お互いに頷いてから温かい手で私の手を包んでくれた。
「姫はいつも通りでいいんだ。箱学の人たちも、女の子がいるってことは初めてで、ちょっと舞い上がってんだよ」
手嶋先輩の言葉に青八木先輩が頷いた。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます＾＾箱学偏は何故か荒北さんと新開さんがグイグイ前に出てきていますね（笑）今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年8月13日 21時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 私、箱学の中でも特に泉田さんと荒北さんが好きなのでお二人との絡みがあって嬉しかったです！更新頑張って下さい (2019年8月13日 21時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ミズキさん» コメントありがとうございます。間違えていましたね・・・すみません＞＜現在多忙のため修正に少しお時間がかかるかと思いますが少しずつ直していきます。ありがとうございました。 (2019年4月5日 6時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 東堂さんの名前甚八じゃなくて尽八ですよ！ (2019年4月4日 23時) (レス) id: eee77d9b22 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ぺやみさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾御堂筋くんとの絡みも視野に入れているのですが、負の絡みになりそうです★大丈夫でしょうか？（汗）今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2018年12月1日 13時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年11月26日 20時
