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「うちの癒しの姫君は最高だろっ！？」
「･･･っ。はいっ！」
お話する余裕があるなんて、今泉くんも手嶋先輩もやっぱり凄いなぁ。
なんて思っていたら、スプリントラインを青八木先輩はいつの間にか超えていた。
「本当に、チームを引いたまま獲った･･･」
振り向いて呆然としている今泉くんと目が合うと、私は後ろに２人も一緒に来てくれていたことが嬉しくて笑顔になった。
「今泉くん。青八木先輩のスプリントって凄かったねっ」
「･･･ふっ。ああ。そうだな」
「･･･ん。姫のおかげ」
「青八木。姫。お疲れさん！次の登りは俺が前に出る。青八木は下がれ。それから山岳の手前で給水ポイントがあるからな。姫、今のうちにボトル空けとけよ。補給も忘れるな」
「は、はいっ」
手嶋先輩に促されて水分補給をして、パワーバーを食べ終わると、しばらくして給水所が見えてきた。
うまく受け取れるか不安･･･。
あ、にいさまと金城先輩がバッグを両手に１つずつ持って待機してくれている。
金城先輩の右手に持っているバッグだけピンクのラインが入っているから、あれが私のだよね。
何とかバッグを受け取って、体に掛けると金城先輩とにいさまが大きな声で叫んだ。
「いいぞ！その調子で行け！」
「姫！チームを信じて着いていけ！お前なら大丈夫だ！」
「っ！はい･･･っ」
にいさまも、金城先輩も含めた６人が今日のチームの仲間なんだと感じて、じんと胸が熱くなった。
バッグから新しいボトルを取り出して、自転車にセットして、補給食を取ってからバッグを沿道へ落とす。
空のボトルやバッグは、こうして落としておくと、後から回収してもらえるらしいけど、ポイ捨てしてるみたいでなんだか少し罪悪感。
補給食のパワーバーを背中のポッケに入れようとして、ふと気づいた。
「･･･あっ。･･･ふふ」
「姫。どうした？嬉しそうな顔して」
「手嶋先輩。もったいなくて、補給食の袋、開封出来ないかもしれません。これ･･･」
「うん？･･･はは。そういう事か。確かにな！」
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にわなずな(プロフ) - 5ページ東堂が藤堂になってますね (2019年12月28日 23時) (
レス) id: d640b39bc8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも嬉しいお言葉をありがとうございます＾＾励みになります。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年8月13日 21時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 姫ちゃんの頑張る姿に感動をおぼえました！ストーリーも面白かったです♪ (2019年8月13日 19時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - Tukineさん» 嬉しい感想をありがとうございます＾＾とても励みになります。今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年8月12日 14時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
Tukine(プロフ) - 姫が可愛いです。妹にしたい。皆の構いたくなる気持ちがわかります。 (2019年8月12日 0時) (レス) id: cec2b3b425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年11月5日 0時
