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もちろん怒りの対象には私は含まれていなかった・・・。




「あなたたち・・・。それでもルナー様をお守りする竜騎士ですかっ!わたくしがるう様のお部屋を訪ねた時、護衛でもあるあなたたちの姿がどこにもないなんて、あってはならないことなのですよっ!もしこれがわたくしではなく、るう様によからぬ事をと思う輩だったらどうするおつもりだったのですっ!?」

「はは・・・。思っていた以上の剣幕ですね。念のため、るうの部屋には結界を施して休みましたのでそれは心配ありませんでしたよ」

「そういうことを言っているのではありませんっ!もしものことがあってからでは遅いのですっ。もっともっともーーーっと、あなたがたは自覚を持つべきだと申しているのですよ!!」




カイさんがまあまあ落ち着いてとにこにことナミさんを宥めているけれど、リクさんはふぁ〜・・・っと大きくあくびをして聞き流している。

オロオロとこの姉弟のやり取りを見ていた私は、勢いよく頭を下げた。




「ごめんなしゃい。るう、よる、ねれなくて、りきゅとかい、おきてて、くれたにょ」

「るう様っ。わたくしなんかのために頭を下げないでください。るう様はいいのですよ。昨日お生まれになったばかりなのですからお疲れだったのでしょう。無理もありませんわっ」

「そうだな。では少し遅めの朝食にするか」

「ええ。そうですね」

「っ!あななたちは別ですっ。ちゃんと「いいのか?」・・・は?」




私が謝ったことで慌ててリクさんとカイさんから意識を逸らしたのをいいことに、このままお流れ的な雰囲気になってしまい、ナミさんが再びお説教モードに入ろうとしたところでリクさんはにやりと笑った。




「俺たちがこのまま、またお前の小言を聞く流れになれば、るうは益々落ち込むと思わないか?」

「あ、確かにそうですね。るうがとてもお優しいですから、自分の責任だと思いつめてしまいそうですね」

「・・・っ。そ、それはっ。・・・はぁ。分かりました。ですが、今後はこのようなことがないよう、気をつけてください。るう様と違って私たち竜族は、1日2日寝ずとも体調に影響しないのですから」




呆れながらもナミさんは朝食の準備を始めだした。

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設定タグ:溺愛 , 愛され , 幼女   
作品ジャンル:ファンタジー
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ダリア - やはり貴方様の書く作品は迚素晴らしい物ですね!るうちゃん物凄く好きです!可愛い!登場人物は全員好きになってしまいました!! (2022年9月15日 3時) (レス) @page50 id: d57692a101 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - やほ子さん» 読んでくださっていたのですね。ありがとうございます!今は繁忙期で少し忙しくて更新が遅いですが今後もよろしくお願いします^^ (2021年3月17日 0時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
やほ子(プロフ) - 瑠璃色の夢さん» なるほど!!私少し前に読んでました!リメイク版が見れるなんてうれしいです! (2021年3月16日 21時) (レス) id: d9cd79b552 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - やほ子さん» コメントありがとうございます。こちらは以前別サイトで投稿していた小説のリメイク版になります^^現在は瑠璃色の夢という名でしていますが以前は瑠璃夢という名で投稿しておりました。 (2021年3月16日 15時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
やほ子(プロフ) - この小説他のサイトにも投稿してらっしゃったりしますか? (2021年3月16日 14時) (レス) id: d9cd79b552 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃色の夢 | 作成日時:2020年1月29日 16時

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