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ふわりと優しい風が頬を撫でて、髪が舞う。
少し滲んだ汗が冷やされて気持ちいい。
目を細めて風を感じていると、後ろからエンジン音が聞こえた。
にぃさまが運転する車だ。
横につけて車で並走しながら助手席側の窓が開くと、金城先輩が口元に笑みを浮かべていた。
後ろには田所先輩と巻島先輩が乗っていて、みんな嬉しそう。
「姫！いい走りだ。その調子で回せ」
「頑張るっショ。このペースならいいとこいけるっショ」
「頑張れよ！！」
「は、はいっ。が、がんばり、ます！」
少し息があがってまともに返せないけど、それでも先輩たちは頷いてくれた。
すると金城先輩が青八木先輩に向かって指示を出した。
指示するのをロードレースではオーダーというらしい。
「青八木。オーダーだ」
「･･･はいっ」
「平坦は姫を山岳道入り口まで引け。その際は手嶋と共にレクチャーしてやれ」
「･･･ん。了解です」
ん･･･？
ひく･･･？
引く･･･？
････轢く！？
事故で大惨事っ！？
「あああああああのっっっ」
「ど、どうした？」
「わわわわ私、ひ、轢かれる、ですか･･･！？い、痛いの、は、はぁ、ちょっと、こ、こわい、かもです･･･っ」
「「「は･･･？」」」
涙目でなんとか断れないものかと出た言葉だったんだけど、先輩たちは少し考えて、爆笑されてしまった。
「ぷ、はっ。あははははっ。青八木っ！やっぱ姫は最高だなっ！ツボに･･･やべっ。あははは」
「･･･ああ。･･･くっ」
「クハっ。や、やばいショ。最近で１番笑ったかもっショ」
「･･･くっ。姫。落ち着け。轢くではない。引っ張るの方の引くだ」
「ひ、ひっぱ･･･？ぇ？え？？」
先輩の謎過ぎる発言に混乱していると、左側で走っていた青八木先輩が私より自転車２台分くらい前を走り始める。
手嶋先輩が私の左少し前に出て、こちらを振り返った。
一体何が起こっているのか分からないよ･･･。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» コメントありがとうございます＾＾不快だなんてとんでもないですよ。こうして読んでくださる方がいるんだと再認識出来て、とても励みになります(*^^*)ありがとうございます♪ (2019年8月13日 19時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 此方こそ、よろしくです。コメントは数回しかしたことがないので不快な気分にさせてしまうかもしれないのですが(._.) (2019年8月13日 16時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 1期に続いて２期も感想頂けるなんて感激です＾＾狂喜乱舞という表現にとてもテンションが上がっております。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年8月13日 4時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 心が...狂喜乱舞しました。もう、本当に...最っ高です！ (2019年8月13日 3時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - YAMASAさん» 感想ありがとうございます＾＾舞台版も面白いですよね。応援ありがとうございます♪頑張りますね！ (2018年11月4日 5時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年10月29日 21時
