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09. ページ9

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「Aさん、おはよう」


「Aさん、今日一緒にお弁当食べよう」


「Aさん、今日帰り一緒にカフェ行こう!」



あれから京本くんは、宣言通り私にたくさん話しかけてくるようになった。



私はその度にときめいて、どんどん京本くんを好きになっていった。




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「ねえ、Aちゃんって呼んでもいい?」



そう上目遣いで聞いてきた京本くんを断る術を、私は知らなかった。



「・・・いい、よ」



「やった、ほんとはずっと名前で呼びたかったんだよね」
「てか、俺のことも名前で呼んでよ」






「え」



「ほら、大我だよ。俺の下の名前」







「そ、れは、知ってるけど、」



「じゃあ、呼んで?」



京本くんは、また上目遣いでそう言った。無理だ、断るなんて。








「・・・た、た、」



「た?」















「・・・・・・た、いが、くん」






「Aちゃんかわいい、よくできました」



そう言って、私の頭をやさしく撫でた。






その後結局私は、恥ずかしくて京本くん呼びにもどってしまったのだけれど。










京本くんと過ごすこの甘い時間が、大好きだった。



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設定タグ:SixTONES , 京本大我 , 松村北斗   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あいす | 作成日時:2022年8月10日 2時

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