�� ページ7
落ち込んだ気持ちが戻らないまま机に伏せていると
「あのーAいる？」
教室の戸を開けて伊作先輩と食満先輩が入ってきた
どうしたのだろう、今日は当番ではないはずだけれど
「三年は組の善法寺伊作先輩に食満留三郎先輩！Aならここに」
「これは…聞いてる以上の落ち込み様だな」
「あれから何かあったの？」
『かくかくしかじかです…』
昨日のことをおっしゃっている様なので同じ説明をする
「それは、なんとも言い難いな…」
「あはは…」
『いえ、俺が過度に期待をしていただけなので…』
そう俺が後輩という存在に期待を勝手に抱いて、そして実際に会って勝手に幻滅したとそれだけだ
別に直属の後輩も出来なかったし
可愛がれないというなら関わらなければいいことだよな
『…しかし、そうしたら伊作先輩も俺のことを生意気な後輩だと思っているのではないかという風に思ってしまって…実際可愛げがないのは自覚していますし』
「「エッ！？」」
俺以外の全員が驚愕の声を上げる
『でも伊作先輩は俺に良くしてくださるし、俺も生意気な後輩だろうと可愛がるべきなんだと分かっているんです。でも可愛がれるかどうかわからなくなってしまって』
「ちょっ、ちょっと待ってA！」
『なんだよ尾浜…』
「つまり、本当に落ち込んでいた理由って…」
「善法寺伊作先輩にどう思われているか不安だったから…？」
『あー、まあ要するにそうなのか？変に消極的な思考に陥っていたせいだな…伊作先輩に迷惑かけているのではないかと…』
話しているうちに俺がなんでこんなに立ち直れないのか理由がわかった
本人に確認してみなければわからないことだったから一生悩んでいたかもしれない
というわけで伊作先輩本人に聞いてみよう
『伊作せんぱ、え？なんでみんなそんな反応？』
みんながみんな顔に手を当てて天を仰いでいる
どうした？？
「僕の後輩がこんなにもかわいい…」
伊作先輩が聞き取れるか怪しいくらいの声でそう仰った
『…は？』
「いやお前かわいすぎるよ」
「尊いとはこのこと」
「やっぱり用具委員会に来てくれ」
「留三郎！！」
「すまん」
なんかわからないが急に話し始めた
いや可愛がってもらってるのかなって話なだけで
かわいいと言われたいわけではないし
なんか恥ずかしいからやめてください
〜ﾌﾟﾁ設定〜
やっぱり末っ子だから先輩には可愛がって欲しいという気持ちがある
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朋香(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！更新がんばりましょう！この界隈が盛り上がりますように！☺️ (9月10日 19時) (
レス) id: 3e80e4ecfe (このIDを非表示/違反報告)
空 - 面白いです。お互い更新頑張りましょう (9月9日 13時) (レス) id: ffd33a398f (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - モブさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです☺️今後も長編の予定なので気を長くして待っていただけると幸いです😌 (9月8日 9時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
モブ(プロフ) - 楽しく読ませていただいております。今後も無理せずに頑張ってください、楽しみにしています。 (9月8日 7時) (レス) @page41 id: fca6a78eec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
