�� ページ6
癖の強い後輩三人から逃げ帰ったその翌日
俺のテンションは先日とは一転してどん底だった
「どうしたんだ？」
「後輩ができてあんなに喜んでたのに」
『後輩…後輩な…』
ハハハ…と乾いた笑いしか出てこない
あんな可愛くない後輩いらんわ
なんだろうな
伊作先輩も俺のことを可愛くない後輩と思うことがあるのだろうか
いや、かわいい後輩と言われたこともないが
それでも良くしてくださっているし
俺も後輩を可愛がるべきなんだろうな…
『いやしかしあの生意気な態度を前にしても尚可愛がることができるだろうか否、無理である』
「なんか一人で言い出したぞ」
「やばいな」
なんでだろう、歳が一つしか変わらないからか？
俺末っ子だからわかんないけど
生意気な姿見ても可愛いものは可愛いって姉さんたちは言ってたのにな
全然可愛くないよな
頭を抱えて悶々としていると後ろから肩を叩かれた
「うわぁ、珍しくは組が俺たち呼びにきたと思ったらこんなことになってたのか」
「これはまた珍しい姿だな」
「Aどうしたの？」
いつもの五人が俺の前に立つ
後輩に比べたらこの五人なんか癖もクソもないんじゃないか？
「豆腐食べるか？」
「虫もあるぞ」
否、そんなことはなかった
いらんわ、下げろ
こいつらを見ていたらもっと頭が痛くなる
『うちのは組がお前らを呼びに行ったって？そんな馬鹿な…』
「ほんとだって」
「Aがおかしくなったからどうにかしてくれ〜って」
そこまで俺の様子がおかしかったのだろうか
…まあそれだけショックではあったかもしれない
『…お前らもう新入生と会った？』
「「新入生と？」」
『実はかくかくしかじか』
昨日までのことを話すと五人は苦笑した
「まさかそんなに癖が強いとは…」
「見た目が派手なだけではなかったんだな」
「中身も相当だね」
『中々な』
「それでショック受けてるんだ？」
『…そう』
「おもしろ」
「だまって三郎！」
お前は面白がると思ったよ鉢屋
でもそれに言い返す元気もない
『はぁ…』
「でも良かったよね」
『何が？』
「Aが後輩に夢中になる可能性がなくなったじゃないか」
「俺らは超ラッキー！」
「これからもたくさん遊べるね！」
『…俺は良くないっての』
〜ﾌﾟﾁ裏話〜
は組の面子も成長しました
そのうちい組ろ組とも軽口言い合えるようになるし、五人がAにアピールしだしたら買収されて協力する未来もあるかも
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朋香(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！更新がんばりましょう！この界隈が盛り上がりますように！☺️ (9月10日 19時) (
レス) id: 3e80e4ecfe (このIDを非表示/違反報告)
空 - 面白いです。お互い更新頑張りましょう (9月9日 13時) (レス) id: ffd33a398f (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - モブさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです☺️今後も長編の予定なので気を長くして待っていただけると幸いです😌 (9月8日 9時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
モブ(プロフ) - 楽しく読ませていただいております。今後も無理せずに頑張ってください、楽しみにしています。 (9月8日 7時) (レス) @page41 id: fca6a78eec (このIDを非表示/違反報告)
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