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委員会が終わり、運良く後輩と遭遇しないかなと学園内を散歩する
後輩と仲良くなったら甘味とか奢っちゃったり？
勉強とか教えちゃったり？
うわ〜先輩面してぇ〜
ニヤニヤと崩れる表情を隠さずに歩いていると
目の前の地面から土が噴き出しているのが見える
土が噴き出して…？
近づいてみるとどうやら誰かが穴を掘っているらしい
なんで？
『おーい、そこで穴掘ってるの誰だ？』
声をかけるとぴょこっと泥だらけの顔が飛び出した
一年だ…！
「なんですかー？」
『いや、どうして穴を？』
「んー、掘りたくなったからです」
こいつ、癖強い奴だ…
初めて会う後輩がこんなに癖強だとは想像もしていなかった
俺を無視して穴掘りを再開している
『…穴掘るのやめてくれないか？』
「どうしてですか？」
『穴に落ちて怪我人が出たら大変じゃないか。特にうちの先輩は不運なんだ』
「そんなこと知りませーん」
生意気め
穴の中にいる一年の首根っこを摘んで穴から引っ張り出す
「わっ、何するんですか！」
『お前所属は？』
「…人に名前を聞くなら自分から名乗るべきでは？」
『二年は組のAAだ』
「一年い組の綾部喜八郎でーす」
『直属の先輩はいるか？』
「んー作法委員会の立花仙蔵先輩？」
立花先輩か
あの人なら穴掘りくらい許容しそうだ
「そろそろ下ろしてくださいよっ」
穴を掘っていたであろう踏鋤をブンブンと振り回す綾部
当たるかよそんな短い腕で
「どこだー喜八郎ー！」
遠くから綾部を探す声が聞こえる
この声は立花先輩か？
「立花せんぱぁい、こっちでーす」
「喜八郎！とAではないか！」
『こんにちは立花先輩。この後輩をお探しですか？』
「あぁ、委員会に顔を出さないから探しにきたんだ。喜八郎が何かしたか？」
綾部を摘んでいる俺は軽く睨まれた
すでにこの生意気な後輩を可愛がっている様だ
『穴を掘っていたので拾ったのです。許可されましたか？』
「またか喜八郎」
「だってぇ〜」
ぶーっと頬を膨らませて拗ねる綾部
生意気だが顔だけは一丁前にかわいいな
「手間をかけたなA。よくよく注意しておく」
『お願いします。穴に落ちるのは伊作先輩なんで』
「ははっそうだったな！」
生意気な後輩よりも優しい先輩が大事なのでね
〜ﾌﾟﾁ設定〜
生意気な後輩は可愛がれない
自分は素直じゃないくせに素直な子が好き
作法委員会はすでにあることにします
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朋香(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！更新がんばりましょう！この界隈が盛り上がりますように！☺️ (9月10日 19時) (
レス) id: 3e80e4ecfe (このIDを非表示/違反報告)
空 - 面白いです。お互い更新頑張りましょう (9月9日 13時) (レス) id: ffd33a398f (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - モブさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです☺️今後も長編の予定なので気を長くして待っていただけると幸いです😌 (9月8日 9時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
モブ(プロフ) - 楽しく読ませていただいております。今後も無理せずに頑張ってください、楽しみにしています。 (9月8日 7時) (レス) @page41 id: fca6a78eec (このIDを非表示/違反報告)
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