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「それじゃあ各ペア準備出来次第出発せよ。土井先生も指定の位置へ移動してください」
「はい」
先生方や他の生徒たちが行動し出したので、俺たちもいこうと立ち上がるも横の綾部は動かない
『綾部、俺たちもいくぞ』
「頭が痛くて動けませーん」
『あのなぁ、居眠りしてる方が悪いだろ？先生の話ちゃんと聞いてたのか？』
「聞いてましたよ。はぁ、そうだ、踏子ちゃんは持って行っても良いですか？」
『踏子ちゃん？』
「僕の愛用の踏鋤のことです」
『あぁ…いるか？何の役に立つ？』
「穴が掘れます」
『いらねぇな』
「A先輩のケチ！」
誰がペアでもいらねぇっていうよ
とりあえず忍び熊手は必須で
山は崖が多いからな
苦無はなにかと役に立つからこれも何本か持っていこう
あとは応急セットでも持って行くか
「踏子ちゃん持てます」
『はいはい、持っていけば？』
綾部は踏鋤を背中に背負って上機嫌になった
それだけでやる気になるんだったらさっさと背負わせとけばよかった
「A先輩早く行きましょう」
『はいはい…穴掘りに行くんじゃないからな？』
「わかってますってば」
裏山までまっすぐ走る
しばらく走ると分かれ道に差し掛かる
「どっちですか？」
『地図によると、こっちが近いな』
「でもこっちは危険って書いてありますよ？」
分かれ道の真ん中に立て看板が立っており
目当ての道の方に矢印が向いて「こっちは危険」と書いてある
俺は早い道でも良いが綾部を連れて行くと考えると危険な道は避けた方がいいかもしれないな
『遠回りもできるみたいだ、こっちから行くか？』
「え〜A先輩ビビってるんですかぁ？」
『は？』
「僕はこっちでも良いですよ。こんな実習さっさと終わらしちゃいましょう」
綾部は危険な方の道へと歩を進めた
とんだ自信家だ
大丈夫だろうか？
綾部は俺の心配をよそに険しい山道をぴょいぴょいと進んでいく
『裏山は来慣れてるのか？』
「まぁそうですね。罠を作りに」
『罠…？』
もしかして最近薬草摘みで保健委員が引っかかってる落とし穴ってこいつの罠だったのか？
してやられてるな…
本人が言う通り、危険な道と書かれている道も難なく通っていった
流石い組といったところか
「A先輩、ありましたよ〜」
『ん？』
「通過地点〜」
〜ﾌﾟﾁ設定〜
面倒見がいいので話は聞いてあげる
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朋香(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！更新がんばりましょう！この界隈が盛り上がりますように！☺️ (9月10日 19時) (
レス) id: 3e80e4ecfe (このIDを非表示/違反報告)
空 - 面白いです。お互い更新頑張りましょう (9月9日 13時) (レス) id: ffd33a398f (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - モブさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです☺️今後も長編の予定なので気を長くして待っていただけると幸いです😌 (9月8日 9時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
モブ(プロフ) - 楽しく読ませていただいております。今後も無理せずに頑張ってください、楽しみにしています。 (9月8日 7時) (レス) @page41 id: fca6a78eec (このIDを非表示/違反報告)
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