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一二三年合同のこの薬草実習
人数が多いためグループ分けがされた
俺はもちろん伊作先輩と組んだ
「やっぱり牡丹先生ってAのお姉さんだったんだ」
『はい、まさか外部講師しているなんて知りませんでした』
「座学がとってもわかりやすいはずだよね。Aだって知識も豊富で説明もわかりやすいし」
『…伊作先輩の方がすごいです』
ニコニコしながら俺のことも褒めてくださる伊作先輩
照れるのでやめてください
「それでは皆さん、昨日の授業のノートを参考にここら辺にある薬草を摘んできてください。わからなくなったら私か引率の土井先生に質問してくださいね」
ここで自由行動になった
昨日の座学では実践に使える傷や痛みに効く薬なんかを学んだ
ここら辺だったらわんさかあるな
委員会で薬草摘みによく来る俺たちには簡単すぎる内容だ
淡々と薬草を積む伊作先輩を横目でチラと見る
『…伊作先輩、退屈ではありませんか？』
「え？どうして？」
『俺たち保健委員会には当たり前の知識ばかりです。簡単すぎて退屈ではないかと』
「んー、確かに僕らにはすでにある知識ばかりだけれど、こういう知識って何度も復習する事が大事だと思わない？特に命につながるものってさ」
『命につながるもの…』
「そうそう、特に僕ら保健委員会にはね。昨日の座学だって、今まで知らなかった薬草の詳細まで学べたし」
『…伊作先輩はいつも、俺の思いもよらない言葉をくれますね』
「えー？これでも先輩だからね！」
うわずった声で言い、照れながら人差し指で鼻の下を擦る伊作先輩
伊作先輩の言葉は俺の狭い世界を広げてくれる
きっと俺に必要な人ってこんな人なんだろうな
「ふーん、君がAのお気に入りの先輩ねー」
フッと影がさしたかと思うと牡丹姉さんが俺たちを上から覗きこんでいた
「牡丹先生！」
「確か善法寺伊作君だっけ？Aと同じ保健委員会の三年生…」
『その通りですけど、どうしてそこまでご存じなんですか？』
「Aに関する事ならなんでもお見通しよ！」
玖羅々姉さんだな
姉さんたちは情報を共有しているから
俺の学園生活も筒抜けなんだろう
〜ﾌﾟﾁ設定〜
あらゆる情報網を使ってAの情報を仕入れている。
玖羅々卒業後もくノ一を通じて報告されるだろう。
「「かわいい弟を心配して何が悪いんですか！？」」
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朋香(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！更新がんばりましょう！この界隈が盛り上がりますように！☺️ (9月10日 19時) (
レス) id: 3e80e4ecfe (このIDを非表示/違反報告)
空 - 面白いです。お互い更新頑張りましょう (9月9日 13時) (レス) id: ffd33a398f (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - モブさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです☺️今後も長編の予定なので気を長くして待っていただけると幸いです😌 (9月8日 9時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
モブ(プロフ) - 楽しく読ませていただいております。今後も無理せずに頑張ってください、楽しみにしています。 (9月8日 7時) (レス) @page41 id: fca6a78eec (このIDを非表示/違反報告)
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