キャラに怪しまれてますがとりあえず寝ようと思います←【名探偵コナン】

覚えてるわけない ページ10

Aサイド

そんな事を考えながら歩いていた私の目の端に、またもや夢小説あるあると言うべきだろうか。

お酒のコーナーが映り、その瞬間がたまたまそこの洋酒コーナーの真隣だったのだけど、そこで私は足をつい止めてしまい、目もその洋酒のコーナーを見たまま固まってしまった。


『…。』《そう言えばで神様は警察学校組の皆さんが生きているとあの紙に書いてくれていたけれど、という事は″あの人″も生きているのかな…


神様は私に変装して助けたらしいけど、あの状態の彼をどう救ったんだろう…。》


私が言うあの人とは、名探偵コナンを見てる人なら洋酒のコーナーを見て固まったという事を聞いただけで誰かわかるとは思いますが、それは勿論…


『…″スコッチ″…』


そうその人の″組織″での″コードネーム″を呟く私は、身体がいつの間にか歩き出しており、そのスコッチのボトルが置いてある棚の前まで来ていた。

そしてそのボトルは下の方にあったのでゆっくりとその場に座り込み、スコッチに向かって手を伸ばしていく。


ーAー


その瞬間またあの人が私を呼ぶような声がした気がしたので、私はその手を一瞬止めた。


ーなぁAお前は…ー


そして尚も頭の中で聞こえてくる″彼″の声を聞きながら私は伸ばした右手を、目をゆっくりと閉じてそして目から先にゆっくりと開けて、今度は手を開けてまたスコッチへと手を伸ばしていく。

そしてなるべく優しく丁寧にスコッチを手に取ると、両手で持ってから、まるで″腫れ物を触る″かのようにさっきよりも優しい手つきでスコッチの名を書いてある部分をひと撫でする。


『…″覚えてるわけない″…よね…』


そしてその後そんな事を呟いていた私は、頭の中で考え事をしていた事もあったし、


？「…あの〜すみません」


『ﾊｯ…………。何《ですか？》』


あの人があの家からずっと私の事をつけて来てるとは思ってもいなかったし、まさか怪しまれてるとはいえ、話しかけてくるとは思わなかったから、内心はかなり荒れている。

でも声をかけられた時は、その声がテレビで幾度となく聴いた声だとは気づかなくて、普通に話しかけられた事からハッとなり、その声の主を確認しようとして、

その声がした方を見ればそこにはやはり例のあの人…″沖矢昴″さん事、″赤井秀一″さんその人がいた。

でも驚いた表情は表に出さなかったし、緊張したけど、きちんと″丁寧に返事ができた″私は偉いですよね⁉ね⁉ね!⁉←

第一印象は″かなり″怪しい女→←とりあえず身だしなみチェックしようと思います←

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