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日曜日。この日もリハビリはあるが、どうも集中できずに早くに切り上げた。談話室のテレビではレースの中継が流れている。昼食をここで食べるか看護師に聞かれたが、同期は昼から走るため断って部屋に戻った。
「……はぁ 」
SNSでジャパンカップを検索する。ハッシュタグは予想を立てたり日本勢を応援する声で溢れていた。その中でも一番多いのがルドルフへの応援だ。
「……ま」
負けるなよ、と言いかけて口を閉じた。負けたことで走らない言い訳にしたいからか、海外勢やシービー相手に勝てるのかと不安になっているからかはわからない。
……でもそれでも、ルドルフの勝利は信じたい。あの予感が外れていたとしても。
[勝てよルドルフ]
それだけウマッターで呟いて電源を落とし、運んできてもらった昼食を口にした。
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作者名:あきんど | 作成日時:2022年12月12日 21時